articulate という英語

昨日、ABCニュースでアメリカ大統領予備選挙の様子を見ていると、‟articulate”という言葉が耳に残った。この単語を初めて習ったのは1965年。大学1年の英語発音学(phonetics)の授業の時だ。この時は、<調音する>という意味であった。
 だが、昨日のニュースでは、<明瞭に述べる>という意味で発せられていた。
 そこで、articulate という動詞を調べてみると、articulate a belief(信念を述べる)、 articulate one’s idea(考えをはっきりと述べる)、articulate one’s dream(大いに夢を語る)、 articulate one’s position(立場を明確に述べる)等、いくらでもある。いずれも日本人が弱い、というか、小さい時から訓練されていない行動だ。
 語学の成績は、日本ではまだまだペーパーテストが残党の如く残っているが、自分の意見をはっきり言えないと、国際社会では太刀打ちできない。生徒数が多いクラスにおいては理想的な授業は無理だ。先生にも限界が有る。したがって、語学が上手になりたければ、ひたすら独学をしたほうがいい。
そして、‟articulate”(①言葉を発する、②はっきりと話す、③はきはきと話す)の単語を頭に浮かべ、言葉と文章を力強く話そう。タイ語も然り。