5月のキャンパス

大学へ行くと、キャンパスのそこかしこで記念写真を撮っている。プロのカメラマンが来ているから、卒業記念写真集の準備であることは間違いない。
 それにしても、世の中の動きは早い。来年に向けての準備が始まっているということだ。
 教室に入ると、4年生達は就活ルックをしている。タイ語の勉強どころではない。
 一人の男子学生に尋ねた。「どういうジャンルを目指しているの?」
 彼は答えた。「国際支援です」
 なるほど、上智大学の学生であればピッタリだ。語学が出来て、人道精神もたたきこまれているからである。
 英語は当然だが、アジアやアフリカの言語もさらに話すことができれば、現地に行った時、仕事の効率がアップする。男子学生も女子学生も自分の好きな分野をしっかりと決めて、希望ある職に就いてほしい。