中華料理店の生け花

高田馬場3丁目に気に入った中華料理店がある。そこへ行くと、いつも入口付近に生け花を活けている。その花をしっかりと見ている客はいないと思う。だが、私はいつも見る。何故ならば、生け花を習っているので、知らず知らずのうちに批評の眼が出来上がってしまっているからである。
 中国女性の女将さんが活けていることは間違いないが、日本の華道から観ると、バランスが全くとれていない。色の配置もバラバラ。
 だが、生け花を習ったことがなくても、花を活けることに意義有り、と、私は思っている。したがって、心の内でその女将さんを讃えている。
 泰日文化倶楽部では、「アジア女性のための生け花教室」を月に1回の割りで開催しているが、最近、ミャンマーの女性達が来なくなった。ミャンマーから来る親族や友人達が多くなり、皆さん、観光案内で多忙だと聞く。
 何の稽古事でもいいが、我流は我流。やはり師匠について、こつこつと学ぶことをお勧めしたい。