ベトナムのドライフルーツ

先日、ラオス在住の日本女性が我が家に一泊された。ハノイ経由で来られたので、ベトナムのドライフルーツ・チップスをおみやげにいただいた。バナナ、ジャックフルーツ、パイナップル、蓮の実、等々、数種類の乾燥果物がチップスとなって、頑丈なるパッケージの中におさまっていた。
 パッケージの裏を読むと、ベトナムで初めてドライフルーツを製品化したMr.Lam Vienさんの成功物語がベトナム語と英語で書かれていた。彼の名前の意味は、”forest and garden”だそうだ。ジャックフルーツ畑を見て、なんとかならないものかと考え、外国から乾燥するための機械を購入。創業は1988年。今や大成功し、国内だけでなく、輸出も手広く手がけているとのこと。
 今から30年ほど前、食品の密封技術を有する日本の会社がタイへ進出した。進出する前にそこの社員にタイ語を教えたことがある。以来、東南アジアの農産物や魚・エビは陽の目を見て、世界に輸出されるようになった。
 最近、タイからのお土産として、クッキーをいただくことが多い。チョコレートをまぶしているクッキーも、壊れずに、そして、溶けずにちゃんとしている。包装がすばらしいからである。おそらく日本の技術が陰で支えていると思われる。