ホット・カーペット

泰日文化倶楽部では11月から4月まで、ホット・カーペットを使用し、女性の生徒達のために大サービスをしている。今はそれをくるくると巻いて、まるでギリシャ建築のエンタシスの如く壁に立てかけている。
 先日、電気メーカーから封書が届いた。「貴宅のホット・カーペットの部品に不具合が発見されました。製品番号を確認したいのでお知らせください。交換に伺わせていただきます」、という内容であった。
 最近は購入品に関して、どこの誰が何を、いくらで、いつ買ったかまですべて把握され、コンピューターにインプットされているのは知っているが、7年前から使用しているホット・カーペットもちゃんと記録に残っていたわけだ。
 書状には、すでに引っ越した方、破棄した方、あるいは、製品を譲渡した方もおられるかもしれないが….という文言もつけ加えられていた。追跡できない場合は一体、どうなるのであろうか。火事でも発生したら大変だ。
 すべての個人情報が握られているということは、危険でもあるが、安全でもあるということ?