雪かき という単語

昨日は、朝から夜の授業を休講にすべきか否かでずっと迷っていた。午後になって、金曜日のクラスを担当されているボン先生に教室に来ることができるかどうかを電話でたずねると、「大丈夫です」という元気な返事をもらった。私もスタンバイするつもりであったので、普段通り、授業を実施することにした。あとは、生徒それぞれの判断にまかせ、夜を待った。
 生徒達の中で、神奈川県や埼玉県に住んでおられる方達は、「帰りの電車がなくなると困りますので、休みます」というメール連絡をしてくださったので、欠席であることは了解した。しかし、高田馬場1丁目や落合に住んでおられる超近隣の住民である生徒達は絶対に休むはずがないので、彼らを待った。
 ボン講師の授業を横で聞いていると、この1週間は雪の話が多かった。中でも、「雪かき ตักหิมะ」という単語を頻繁に取り上げていた。「ตัก すくう」という単語は、「御飯をよそう ตักข้าว」、「水をすくう ตักน้ำ」、「スープを椀に入れる ตักซุป」 そして、「托鉢 ตักบาตร」の中で使われる動詞だ。(注:托鉢の場合は、タイでは善男善女が僧侶の鉢の中にご飯を掬って入れることであって、日本語の使い方とは逆である。)