韓国青年 と 中国女性

泰日文化倶楽部のすぐ近くに有ったマクドナルドが10月末で閉店になった。「30年間のご愛顧に感謝申し上げます」と、貼り紙がしてあるのを見ると、歳月が経ったことをあらためて実感した。この店では韓国語や中国語が飛び交っていたので、留学生達がよく利用していた。
 昨晩、まだまだ頑張っているドトール・コーヒーへ行き、風邪対策のためにレモン・ティーを頼む。隣りの席から、韓国語と中国語が交互に聞こえてきた。どうやら交際し始めたばかりのカップルのようだ。男性は韓国人、そして、女性は中国人。二人の共通語は日本語。韓国語や中国語をかじっている私には、ちょうどいいレベルの単語であった。お互いに母国の料理の話をしていた。
 ところで、授業中、「タイ語で会話をしてください」と言っても、生徒達は単語がわからない以前に、何を話していいのか困っている。そこで私は次のように助言する。「タイ人と一緒に食事をする時は、次のように質問すると、場がもちますよ。東京、好きですか? 京都、好きですか? じゃあ、大阪は? 北海道へ行ったことがありますか? カニ、好きですか? 刺身、食べられますか?」
 すなわち、場所や食べ物の話をすれば、時間が稼げる。要は、簡単な文章をたくさん喋って、単純な会話を繰り返しながら、喋る自信をつけることだ。