御会式 と 盲導犬

雑司ヶ谷の鬼子母神の御会式は10月16日から18日の3日間、行われた。同じマンションに住むご夫婦が御会式の行列に参加すると聞いたので、沿道から声援を送ろうと思って、最初(19時半)から最後(22時半)まで彼らを探した。だが、あまりにも大勢の人がいて、残念ながら見つけられなかった。
 3時間の間に、今年も老若男女のすばらしい絆を目にすることができた。世話係の年寄りも立派にお役目を果たされてよかったが、何よりも若者のパワーに大いなるエネルギーをもらった。若い女性がこんなにも威勢がいいのかと、頼もしくなった。イナセナなお兄さん連中も、もちろん目の刺激になった。毎年、外国人が行列に参加しているが、今年も楽しそうに日本人に同化して、小さな太鼓を思いっ切り叩いていた。
 さらに、目の不自由な人が盲導犬と共に行列に加わっているのが目にとまった。驚いたことは、盲導犬がとても立派であったことだ。鉦や太鼓や笛や、そして、黄色い声が飛び交い、ものすごい騒音が3時間も続いているのに、普段通りの任務を果たし、おとなしかったことである。大きな音に対しても、驚かない、動じないという訓練がなされているのであろう。まるで神様のお使いのように見えた。