「首がすわる」というタイ語

昨日、今年の4月から産休に入っていたノン先生が、赤ちゃんを連れて、教室に挨拶にみえた。赤ちゃんは4ヶ月。泣くこともなく、女性の生徒達の人気者になった。「首、すわってますね」という誰かの声に、ノン先生が「はい、すわってます」と答えた。
 タイ語では、「首がすわる」を、「首が硬い คอแข็ง」と言うそうだ。それを聞いて、「あらあら、酒が強い คอแข็ง という表現と全く同じですね」と、私が言うと、皆、大笑いとなった。男の赤ちゃんだから、将来、酒が強くなっても決しておかしくはない。女の赤ちゃんだと、少々困るけれど….。
 辞書を見ると、「คอแข็ง」には、他に、「参ってしまい言い返すことができず黙っているさま」、とか、「寝違えて首が回らぬ状態」、とか、「夜会服などの硬いカラー」、という意味もあると書いてある。
身体名称を使ったいろいろな表現をノートに書きつけることはとても勉強になるので、時間があればたくさん調べてみるといい。特に、「口」、「手」、「目」、そして、「心」に関するタイ語表現は、タイ人のものの考え方が分かって面白い。