昨夕、早稲田松竹へ行き、映画2本を鑑賞した。「愛、アムール」は老夫婦の最期の生き方に関する内容であった。ちらしの説明を引用すると、「パリ、音楽家の夫婦。人生の最終章をともに生きると決めた至高の愛の物語。世界を震撼させた壮絶な愛の決断。あなたは、愛する人の最期を決められますか」
私としては、フランス人がどのような考えを持って老後を送るのかが知りたかった。そして、フランス語を聞くのも目的であった。
もう1本の映画「偽りなき者」は、デンマーク映画であった。デンマーク語とポーランド語は全然わかる由もないが、映画づくりは緻密で、提起するものが多かった。子供の嘘により自分の人生を破壊された男が決して譲れない尊厳をかけて闘っていく....。
日本のどこにでも有り得る、いや、自分の身の周りにおいてすら、今日にも遭遇しそうな問題であったので、寒々としてきた。