ลายというタイ語

 タイ人講師が「品川駅は人が多すぎて目がくらくらする(ตาลาย)ので羽田へは浜松町からモノレールで行きます」と言った。確かにテレビで品川駅の通勤者がよく報道されているのでそうかもしれないが、東京駅や新宿駅と比べるとそれほどでもない。
 それよりも、「ตาลาย 目がくらくらする」という表現に私は興味を持った。「ลาย」の意味は模様とか縞柄だ。辞書で調べてみると、「ลายตา まばゆい」というのも有った。
 そこで、「ลาย」を使った単語や表現を列挙する。
๑.ม้าลาย / ๒.ทางม้าลาย / ๓.ลายมือ / ๔.ลายเซ็น / ๕.ลายนิ้วมือ
๖.ลายไทย / ๗.ลายไม้ / ๘.ลายเสือ / ๙.สิ้นลายเสือ / ๑๐.เป็นลายลักษณ์อักษร

律儀なソム先生

 一昨日の夕方、6年前に本帰国されたソム(みかん)先生が、寒空の中、スカートとソックスだけでお土産を持って教室に来てくださった。2日前に彼女のことを思い出していた矢先だけに、ご本人が現れたことにびっくり。テレパシーが通じた!
 1時間ばかりおしゃべりをしたが、日本語でOK。マヒドン大学病院やサミッティベート病院に日本人の患者が来るので日本語は忘れていなかった。
 6年前に東京医科歯科大学で博士号を取得した彼女は、同期生のタイ人7名と共に「博士同窓会日本旅行」を計画し、北陸地方でスキーを楽しんだそうだ。
 近い将来、東京医科歯科大学が東京工業大学と統合し、医科歯科の名前が消えることをとても残念がっておられた。だが、そこはタイ人。マイペンライだ。
 ソム先生はとても律儀である。東京に来ると必ず私に挨拶に来る。そして生徒達のことを思い出しながら話す。バンコクでも多忙の中、私を歓迎してくれる。彼女に素晴らしい伴侶が現れることを願って、卓上用のお雛様をお土産に渡した。
 
 

今日の翻訳

 6年前にタイへ帰られたソム(みかん)先生が、昨夕、寒い中、わざわざ教室にあいさつに来てくださり、干しマンゴーのお土産をくださった。その袋に書かれたタイ文から出題する。

1.มะม่วงอบแห้ง คัดสรรมะม่วงสีเหลืองทอง

2.ผลิตผลของเกษตกรไทย ในพื้นที่ใกล้โรงงานหลวงฯที่๓

3.อบแห้งอย่างพิถีพิถัน

4.ผงสีขาวที่เห็นเป็นน้ำตาล”ไอซิ่ง” ไม่อันตรายต่อการบริโภค

5.ข้อมูลสำหรับผู้แพ้อาหาร:มีซัลไฟต์

6.ไม่เจือสีและไม่แต่งกลิ่นสังเคราะห์

丁寧な仕事

 昨今、昔の着物を洋服に仕立て直すことが流行っている。デザイナーのおかげでデザインが良くなっているので、一点物としてお気に入りになりそうだ。
 そこで私も親が作ってくれた50年以上も前の着物を時間があればせっせとほどいている。そしてほどきながら気づいたことがある。
 それは、着物の作り方がわかることはもちろんだが、縫った人達の丁寧な仕事ぶりが実によくわかるということ。見えない部分まで針が均一間隔できちんと運針されているのは見事といえよう。
 伝統の仕事というものはその場限りで終わるものではない。長く積み重なり、浸透し、そして後世にその技術が伝わってこそ、息長く光を放つ。

理論と実践

 先週、次期日銀総裁候補の名前が挙げられ、関係機関の反応は「サプライズ」であった。理由は戦後初の経済学者から選出されたからだ。いろいろな観方が有るが、同時に発表された副総裁候補2名と共に何とか期待できる布陣であるならば、素人の私が口をはさむ余地はない。
 だが、失われた30年を取り戻す庶民のための経済政策だけは切にお願いしたい。国民はおとなしく黙っているが貧富の差がつきすぎた。「粛々と」という表現下、ベクトルが果たしてどの方向へ向かっているのかわからない。学者の理論も必要だが、現実の速度は速い。どのくらい効果的に実践できるかが肝心。
 ひるがえって語学の勉強にも同じことが言える。文法の習得は必須だが、とにかく話して聞く能力を鍛えるべく、使う場を求めて積極的に出て行こう。
 

今日のタイ語作文

 毎日新聞(ネットニュース)から出題する。長文の作文に挑戦することで、少しずつ慣れて行こう。

1.トルコ南部を震源とするトルコ・シリア地震の被災地では、2月6日の地震発生から100時間以上が経過した今も、がれきの中から生存者が多数救出されている。

2.トルコと各国の救助隊が協力し、成果を上げているようだ。

3.10日午後8時過ぎ、市の中心部の現場から15歳、12歳の少年と母親が救出されると、集まった市民から大きな拍手がわき起こった。

カロライナジャスミン

 一昨日、高田馬場駅近くのビックボックス広場で小さな植物が売られていた。サボテン系はやめて、カロライナジャスミンを購入。ジャスミンという命名に魅かれて買ったが、帰宅後、調べてみると、タイのジャスミン(モクセイ科ソケイ属)とは科が異なり、全く関係が無かった。
 花は黄色。アメリカのサウス・カロライナ州のシンボルだそうだ。別名をたくさん有しているのに驚いた。ゲルセウム、イエロージャスミン、イブニングトランペット、トランペットフラワー、カロリナソケイ、ニセジャスミン、センベルヴィレンス。
 ふと疑問がわいた。果たして、花自身は自分の名前を知っているのであろうか? 特徴をとらえて人間が呼び合っているだけ? 花は思う。そして花は言う。「花は花なり」。
 

街角インタビュー

 昨夕、たくさんの荷物を持って自宅が在るマンションに到着したところ、一人の男性が近づいて来た。彼はカメラを持っていた。「フジテレビです。明日の雪に備えて、この坂に住んでいる人達はどういう準備をするのか教えてください」と聞かれた。
 その時点ではまだカメラはまわっていない。東京で一番の坂に住んでいるので、雪が降るとテレビ局が必ずやって来る。過去の経緯を教えてあげると、興味深いからインタビューに応じてほしいと言われた。
 しかし、私はお断りした。「うちのマンションの方がかつて30分も喋ったけれど、編集でカットされたと言って怒ってましたよ。テレビに出ると、みんなに見られて嫌ですから」と。
 私が元気であることを知人や元生徒に知ってもらうにはまたとない機会であったが、どうせ編集されて、挙句の果てはカットであろう….。それよりもこのブログを書き続けることこそが、元気印の証拠である。
 

今日の翻訳

 前回に引き続き、『หนูแป้งแปลงขุมทรัพย์』 (ศิริลักษ์ พุทธโคตร著 ศึกษาภัณฑ์พาณิชย์刊 พ.ศ.๒๕๕๑)から出題する。

1.ตัดกล่องนมแผ่ออกเป็นแผ่น แล้วล้างให้สะอาด ผึ่งให้แห้ง

2.รวบรวมไว้ให้เยอะๆ

3.ติดต่อให้โรงงานกรีนบอร์ดมารับกล่องนมของเรา

4.กล่องนมจะกลายเป็นกระดานอัด กรีนบอร์ดสามารถใช้ทำเป็นโต๊ะ กล่อง ๆลๆ

5.แล้วกล่องนมยังแยกออกมาได้เป็นเยื่อกระดาษ เพื่อนำกลับมาใช้ใหม่ได้อีกด้วย

6.หันไปมองในละแวกบ้านของเรา ยังมีขุมทรัพย์ที่ซ่อนอยู่รอบตัวรอให้เราค้นหา และยังสามารถสร้างเป็นรายได้เสริมให้กับครอบครัวได้ด้วยนะ

ペロペロキャンディー

 昨日の授業中、のど飴の話が出た。のど飴はタイ語で「ยาอม」と言うそうだ。そして、さらに絵が得意なタイ人講師はペロペロキャンディーを白板に書き、「これはอมยิ้มと言います」と付け加えた。
 「อม」は口に含むという意味であり、「ยิ้ม」は微笑するという意味だ。ペロペロキャンディーをなめると、子どもの顔から笑顔がこぼれる。言い得て妙。なかなかにすばらしい合成語のタイ語だ。
「ยิ้ม」と言えば、「ยิ้มสยาม シャムの微笑み」がすぐに頭に浮かぶ。そして、もう一つは「ลักยิ้ม えくぼ」だ。しばらくタイへ行っていないのでタイ女性の微笑みを見ていない。コロナ禍に負けず、彼女達の微笑みだけは永遠であれ。