昨日、茶道教室で出された菓子の名前は「憶昔」。読み方は「いくじゃく」。
茶道講師が京都から買って来られたものだが、菓子の命名は西本願寺の中に在る飛雲閣の茶室「憶昔」に因んだものだそうだ。なんと風流であることか。
コロナ禍に於いて行動範囲は狭まった。先の見通しがつかない状況を個人ひとりが打破することはできない。したがって昔のことについて、いろいろと思いを馳せることもいいことだと思う。特に還暦を過ぎた人達には過去の清算にもなる。
しかし、それとは反対に、まだ見えぬ未来のことも少しは考えたい。プラス面を期待しながら…….
それが、<憶測>でもかまわない。とにかく、過去を振り返り、現在に佇み、そして、未来に希望を持とう。なんだか、年頭の辞みたいになってしまった。ご勘弁あれ。
今日の作文
いつものように、タイ語で作文をしてみよう。
1. 英語でもいい。タイ語でもいい。語学の勉強は身を助ける。
2. 仏教でもいい。キリスト教でもいい。 信仰は精神を強くしてくれる。
3. 都会でもいい。地方でもいい。生計を立てる手段があれば、生きていける。
4. 男性でもいい。女性でもいい。能力が有れば採用すると社長は言っている。
5. 独身でもいい。既婚者でもいい。いずれにせよ、幸福とは自らが見出すものなり。
6. 庭師でもいい。宇宙飛行士でもいい。職業から得る喜びになんら変わりはない。
新規開講「タイ語入門 火曜日13:00」
11月10日から開講予定で募集していた「タイ語入門 火曜日13:00」は申込者が4名に達しなかったため、開講を見送った。
ところが、その後、どうしても勉強したいという方が現れたので、その熱意に応えて、11月17日から「タイ語入門 火曜日13:00」のクラスを開講することに決定した。
泰日文化倶楽部は自前の教室だから、新しいクラスを開講することは自由自在である。あとは教師の手配だけ。
有難いことに、優秀な教師陣が揃っている。これまたどうにでもなる。
場所も高田馬場駅から歩いて1~2分。信号を渡る必要も無い。
なに、授業料? これが極めて安いのである。
問題は生徒の学ぶ意欲と持久力にかかっているだけ。
「馬場」の名前に倣って、皆さん、乗馬の練習に来るつもりで習いにいらしてください。
一段落の読み方
昨日、民放のニュース番組で、皇室担当の若い記者が「ひと段落がついたから」と語った。私は「???」と思い、辞書で調べてみた。
「最近、ひと段落と読む人が多くなっているが、正しい読み方は、いち段落である」と書いてあった。私は後者派だから、ひとまず安心。
しかし、前者(いち段落)を使う若者が多くなると、だんだんそちらに流されそうな気がしてならない。
<早急>も然り。私は頑張って、「さっきゅう」と読んでいるが、「そうきゅう」と発音する人が多くなった。「一生懸命」とは絶対に書かない。あくまでも「一所懸命」で通している。
若い人達から「あのおばさんの日本語や漢字、まちがっている」と思われる日が確実に近づきつつある。正しく使っていても、数に負ける。言葉の世界の変容は、とどまり(止まり、停まり、留まり)を知らない。
今日の語彙
以下に列挙する単語の意味をすらすらと訳してみよう。
กัด / จำกัด 、 กัน / ประกัน 、 กับ / กับข้าว
ของ / ของลับ 、 ขอ / ขอทาน 、 ขา / ขาประจำ
คับ / บังคับ 、 คา / ราคา ค้าง / น้ำค้าง
ท้อง / ท้องฟ้า พัด / พัดลม ฝน / ฝึกฝน
หน้า / หน้าอก มด / มดลูก บ้าน / บ้านเกิด
แดง / สำแดง ตำ / ตำแหน่ง รัง / รังเกียจ
高田馬場は元気です!
昨日、先生や生徒さんに手伝っていただいて、教室に電気カーペットを敷いた。来年の4月上旬までこれで足元の冷え対策は万全だ。
コンセントの位置の関係で、延長コードが有ったほうがいいと思い、正午前、近くの電気屋へ行った。帰りに鰻屋の前を通ると、サラリーマン5名が勢いよくその鰻屋に入って行った。
私は思った。株価が上昇しているので、彼らのビジネスにもかなりのいい影響が出ているのであろう。
いずれにせよ、高田馬場は元気だ。商店の人々もよく踏ん張っている。我が泰日文化倶楽部も楽しい授業が展開しており、感謝と安堵の日々だ。
今年は12月22日(火曜日)まで授業を実施する。あと39日、今年のまとめをしながら、タイ語の学力を伸ばしていこう!
今日の作文
根気よく勉強するために、今日もタイ語作文をしましょう。
1. タイ語で「11月」という単語を書くのは、初心者には難しいです。
2.「霜月」というのは、和名の11月を意味します。
3. タイでも「文化の日」や「勤労感謝の日」が有りますか?
4. 11月11日は、中国では「独身の日」だそうです。
5. 日本では、11月22日は「いい夫婦の日」です。
6. 毎月29日は「肉の日」です。松阪牛をたらふく食べたいなあ。
大学生よ、来たれ!
昨日は「立冬」。いよいよ本格的な冬を迎えることになった。2月初旬の「立春」まで、おだやかに、かつ、建設的に過ごしたいものだ。
10月3日から開講した「タイ語入門 土曜日10:30」のクラスは、昨日、第6回目の授業を実施した。ブログでこのクラスのことをすでに紹介したとは思うが、また書かずにはいられなくなった。何故ならば、生徒7名の勉強態度がきわめてすばらしいからだ。
みんな、しっかりとついて来る。途中から入会した二人はタイ文字を書いたノートをちゃんと提出されるから、私が赤ペンでいっぱい直してあげる。
このクラスの特徴は大学生が4名も学んでいることだ。聞くところによると、かなりの交通費をかけて通学して来ているというではないか。
そこで、今月から大学生に限り、1回の受講料¥2,200(消費税込み)から¥550をまけてあげることにした。アルバイトが減った中、よくぞ勉強に来てくれることよ。まだ見ぬ大学生よ、大いに来たれ!
宮沢賢治と家族愛
昨日、第158回直木賞作『銀河鉄道の父』(門井慶喜著 講談社 2017年)を読んだ。本の帯には、<父でありすぎる父親が宮沢賢治に注いだ無上の愛。感動の「親子」小説!>と書いてあった。
父親もさることながら、母親もすばらしい。そして、弟も妹も賢治の良き理解者だ。妹の一人が日本女子大学に在籍中、1920年のスペイン風邪の影響を受けてか否かは不明なものの、赤痢にかかり、母や賢治が上京して来て懸命に看病する様子が描かれているが、とても興味深く読んだ。何故ならば私はその近くに住んでいるから土地鑑があるのである。
花巻に帰った妹が結核で闘病生活を送っている時、賢治に向かって童話を書くようにと勧めたくだりも感銘を覚えた。優しくて、実直なる家族あってこそ、宮沢賢治が世に残ったと思う。
宮沢賢治が教えたことがある花巻農業高校で、現在、私の教え子が教鞭をとっている。彼は東日本大震災の時、陸前高田の高田高校で恐怖の体験をした。長い間お会いしていないが、彼の純朴なる笑顔と声と話し方は私の脳裏に焼き付いている。
今日の宿題
私はタイの小学校が使用している国語の教科書を教材に利用するのが好きだ。何故ならば、文法の勉強になるし、かつ、覚えるべき単語が学年ごとに的確に工夫されているからである。
次なる文章は小学校3年生の教科書から抜粋した。辞書を引かずすいすいと読んで、描写されているタイの地方の生活が想像できればタイ語力がついていると判断していい。
บ้านของหาญเป็นเรือนสองชั้นหลังกะทัดรัดทาสีเขียวอ่อน ปลูกอยู่ในซอยห่างจากที่ว่าการอำเภอไม่มากนัก หน้าบ้านเป็นถนนลาดยาง แยกจากถนนใหญ่สายที่ผ่านหน้าที่ว่าการอำเภอ บริเวณหลังบ้านเป็นสวนร่มรื่น ปลูกไม้ผล มีมะม่วง ชนุน น้อยหน่า และกล้วยน้ำว้า
พ่อของหาญเป็นศึกษาธิการอำเภอ ทุกเช้าพ่อจะเดินไปทำงานที่ที่ว่าการอำเภอ ส่วนแม่่เป็นครูโรงเรียนที่หาญและใบเตยเรียนอยู่ ซึ่งไม่ไกลจากที่ว่าการอำเภอนัก แม่จึงเดินไปโรงเรียนพร้อมกับหาญและใบเตย หาญกำลังเรียนอยู่ชั้นประถมศึกษาปีที่ ๓ ส่วนใบเตยน้องสาวเรียนอยู่ชั้นประถมศึกษาปีที่ ๒
