昨日は東京オリンピック招致決定で、テレビには一日中たくさんのアスリートが登場した。なかでも、1964年の東京オリンピックでメダルを取った往年の選手がインタビューに答えているのを見ると、懐かしさがこみあげてきた。あの時、私は17歳。高校3年生であった。
あまりにもスポーツ選手中心の映像ばかりであったので、オリンピックとは彼らだけが活躍するものなのかと嫉妬したが、よくよく考えてみると、そうではない。誰かが言っていたが、通訳になる手もある。
第1回目の東京オリンピックでは、コンパニオンという職種がとても恰好よく聞こえた。多くの若くて美しい女性がその役についた。だから、2020年を目指して語学の勉強に励み、ボランティアでもアルバイトでもいいから、オリンピックに参加しよう!
台湾青年
一昨日、台湾の青年が泰日文化倶楽部に見学に見えた。いろいろと話し合った結果、仕事の関係で、週末に個人レッスンを受けることを彼は希望した。そして、さっそくにも、昨日から勉強開始となった。
タイ人講師と台湾青年、そして、私。彼はとにかくよく出来た。タイ語は初めてだというが、耳がめちゃくちゃいい。有気音、無気音の説明は全く不要であった。出来ないのは、ただ一つ。それは、中国語に無い低声の声調だけであった。
タイ人講師は、「感動した!」を連発。私も思わず中国語で、「発音とてもいい!」と言った。
彼は語学が好きな青年であった。スペイン語、フランス語、ドイツ語も勉強したことがあるそうだ。日本語もかなり分かる。発音にもくせが無い。タイ語が上手になるのには時間がかからないと断言できる。
最近の入会者
最近、泰日文化倶楽部にはちょっとした動きが有る。猛暑が終わり、虫の音を聞き始めると、学習意欲が湧いてきたらしい。HPの充実をはかっているので、タイに関心が有る方達のHP訪問が増えた。
しかしながら、教室に見学に見えて、入会された方達に入会の経緯を聞いてみると、現役の生徒や元生徒の紹介であることが多い。要するに、口コミだ。生徒達の紹介の後、HPを見て納得という運びである。
ところが面白い傾向として、中国系の人の見学希望が出てきた。中国系の人には知り合いがいないので、HPを頼りにやってきたらしい。タイ語を習いたい理由を尋ねると、「タイへよく行くから」とか、「タイに関心が有るから」と答えた。
それを聞いて、彼らは日本で働きながらも、視点は東南アジアに向いているなあと思った。我々日本人よりもはるかにタイ通になりそうだ。
編物
60歳の8月から編物を習い始めて6年が経過した。続くかどうか心配であったが、意外や意外、続いている。3月から3号針で編み始めたベストが8月下旬にやっと完成。なんと半年もかかってしまった。夏に着ようと思っていたが、来年から着ることにし、箱の中に納めた。
稽古事は根気が大切だ。根気さえあれば続く。上手・下手は問わず、ひたすら続けること、それに限る。完成した時の喜びはなかなかに捨てがたい。途中で投げ出したい時もあるが、別にあせることはない。しばらく放っておき、気分が向けば、また編む。その繰り返し….。
泰日文化倶楽部に通う生徒達は、長い方は長いし、短い方は短い。何故、長く続くのであろうと感心しているが、続かせるだけのコツをお持ちであることが分かった。習い事は、マイペースで、無理なく、楽しく持続させることが一番だ。
覚えやすい単語から覚えよう!
「タイ語入門クラス」の生徒達は、毎回、新しい単語を覚えるのが大変そうだ。そこで、私は助言した。「あせらず、覚えやすい単語から覚えてください。ところで、覚えられた単語、自分のものになった単語は、たとえば何ですか?」」
Aさんが答えた。「タナーカーン(銀行)、アージャーン(先生)、そして、警官(タムルアット)です」
それを聞いて、銀行という単語は身近な場所だから、そして、日本語に近い音、すなわち、「田中さん」という名前に近い音だから、覚えやすいのであろう。次に、先生という単語であるが、これまた、授業のたびに、タイ人講師がしゃべっている単語だから、十分に耳にこびりついているはず。最期の「警官」は、発音が難しい。しかし、Aさんには、警官という単語もいつのまにか頭に入っていた。
単語を覚える場合、単語集の中の単語を文字の配列順、すなわち、ABC順に覚えようとしても、生きた単語にはならない。生活に関連した単語、必要とする単語から、どんどん覚えていこう!
竜巻
昨日の午後、越谷から野田にかけて竜巻が発生し、多大なる被害を与えた。屋根が吹っ飛び、窓ガラスが粉々。一瞬の出来事だ。
そこで、夜のベトナム語のクラスで、ベトナム人講師にたずねた。「ベトナム語で竜巻は何と言いますか?」
彼女はすかさず答えた。「ヴォイ・ゾング」。ヴォイは象の鼻、ゾングは竜、という意味だそうである。面白い組み合わせだ。竜はわかるが、象の鼻とは! 形を考えると、イメージできなくはない。ベトナムでは、象と竜は仲がいいんだなあ。いずれにせよ、両者からは、時代、歴史を超えた偉大さが感じられる。
タイ語では、辞書を引くと、「回転する風ลมหมุน 」と書いてある。しかし、一般的には、「トーナードー」。これは英語をタイ・イングリッシュ的に、すなわち、タイグリッシュで発音したものである。
救急
昨晩、火曜日の生徒さん達が楽しそうに勉強しているのを見届けてから、高田馬場駅へ向かい山手線に乗った。だが、私の乗った電車はすぐには動かなかった。何故ならば、私が乗った車両の真ん前のホームで男性がバタンと倒れたからである。意識がなさそうに見えた。駅員が飛んで来たが、駅長室への連絡のためであろうか、行ったり来たりしている。
すると、私の横にいた女性がすかさず電車を降りて、彼の処置にあたり始めた。そして、近くの人に指示を出していた。タオルを出して、倒れた人の頭に置くように、と。彼女もバッグの中から小さなハンドタオルを出していた。
いずれにせよ、私は救急にあたるその女性の勇気に驚いた。と同時に、尊敬もした。おそらく、看護師さんであろう。職業意識をしっかり持ったプロ中のプロだ。人を救うということにはいろいろなリスクが伴う。しかし、彼女は見知らぬ初老の男性を蘇生させようとして必至であった。そのような姿を目の当たりにして、とても心打たれた。
布団
太陽君が札幌に帰ってから2週間が過ぎた。彼は日本文化が大好きなので、学校では茶道部に入っているという。だから、私も新しい抹茶と茶筅を買って、彼にお茶をふるまった。おでんが食べたいと急に言い出した時は、大雨の中、びしょ濡れになっておでん専門店へ行った。
彼が一番喜んだのは布団であった。彼のためにベッドを用意しようかと考えていたが、それは杞憂に終わった。布団が何よりも好きだということで、まるで夏用のかけ布団を抱くようにして寝ていた。
私は太陽君のためにこまめに布団を干し、寝る時は太陽のにおいがたっぷりするようにしてあげた。すると、彼はぐっすりと眠り、朝、なかなか起きなかった。「あと5分、ください」、「あと1分」と言いながら、とても幸せそうな顔をして眠っていた。
今はベッドの時代だが、布団は布団でいいことを太陽君から改めて考えさせられた。彼はバンコクに帰るとき、是非とも布団を買って帰ると言った。化繊のマットレスは彼は嫌いなのだ。綿がたっぷり入った布団でなければならない。しかし、布団が好きな理由は、ベッドから落ちる心配がないのもあった(笑)。
20年前の生徒さん 来訪
「タイ語初級 金曜日20:30」のクラスで勉強しておられる生徒さんが、一昨日、一人の男性を連れて来られた。その男性は泰日文化倶楽部で20年前に習っておられた生徒さんであった。
「どうぞ、ご見学なさってください」とお声をかけると、彼は早速にも机に向かい、タイ人講師と積極的に話し始めた。タイへはよく旅行しておられるとのことで、また、仕事上、タイ人と接することが多いということで、単語が次から次に出てくる、出てくる!
20年という歳月。彼も私も年をとったことは否めないが、気持ちはいついつまでも若い。
あと1ヶ月もすれば、泰日文化倶楽部は創立25年を迎える。4半世紀だ。20年前の生徒さん、どうかタイ語の勉強にまたいらしてください!
新しい先生は輝くダイヤモンド
8月も今日で終わり。夏休みでタイへ帰国していた先生方も、皆さん、帰京された。9月以降、熱心にタイ語を指導してくださることと期待している。
ところで、昨晩から、新しいタイ人講師を採用した。月曜日と金曜日を担当していただく。お名前を訳すと、「輝くダイヤモンド」。なんとすばらしいことか! ご両親が愛する娘につける名前としては最高だ。彼女の愛称は英語からとられたものであったが、日本人にとっては発音が難しい単語であった。「ですから、アンと呼んでください」と、彼女は生徒に向かって自己紹介した。
最初の授業であったので、自由会話をしてもらった。生徒達も教科書にしばられることなく、新人講師とタイ語を楽しんでもらおうと思ったからである。そこで分かったことは、語彙力が無いという以前に、話す話題が無いということであった。
今後の課題としては、語彙と表現をたくさん指導しながら、聴力も鍛え、生徒の気持ちをらくにさせながら、会話を楽しんでもらうように方向づけしたい。
