「タイ語入門 土曜日16:10」は頑張ってます!

「タイ語入門 土曜日16:10」のクラスは昨年6月中旬から始めたクラスなので、もう半年を経過しているが、生徒数4名で、のんびり、楽しく勉強している。
 この4名が、何と偶然にも1月にばらばらでバンコクへ武者修行に行かれた。そこで、昨日はバンコクでの成果を尋ねてみた。Aさんは何度もタイへ行かれておられるから、聞き取りは大丈夫だったようだ。相手が言っている内容を想像する勘がそなわっている。Bさんは発音が通じなかったので、しょげた様子であった。しかし、Cさんが慰めの言葉をかけた。「教室で習った文章を一気に言った時、通じていたじゃありませんか!」、と。Aさん、Bさん、Cさんの3人は、時間を合わせて一度だけ一緒に食事をしたらしい。
 Dさんにとっては、タイ行きそのものが生まれて初めて。そのような方のタイに対する印象に私はとても興味が有る。時間が無かったので根掘り葉掘り尋ねることはできなかったが、彼の表情から察するに、タイとの相性はよかったようである。

着物の着付け

茶道を始めたのが2年前。最初の半年間は洋服で済ませていたが、やはり茶道には着物ということで、45年前の着物を引っぱり出して着るようになった。だが、自分で帯を結ぶことができず、いつも誰かに結んでもらっている。誰かにやってもらうということは実に楽チンなことではあるが、いつまで経っても帯が結べない。
 そんな自分がいやになり、今週から近所の呉服屋さんへ着付けを習いに行き始めた。去年、105歳で他界されたあの日野原先生の「毎年、新しいことを始めることにしている」というモットーにならってだ。
 着付けの指導者は3段階に分けて教えた。まず第一段階は、私の手を取りながら帯を結んでいった。先生の手の感触がびしびしと伝わってきた。第ニ段階は、マネキンのボディーを使って、お太鼓の作り方を後部から見せてくださった。そして、第三段階は、「ご自分で全部やってごらんなさい」であった。恐る恐るやってみると、先生は「うまくできてますよ」と褒めることを忘れなかった。いい気分にさせることも、指導者の機転である。
(お知らせ=2月1日から3日まで、地方へ行くためブログはお休みします。)

寒い と 淋しい

今年の大寒(二十四節季)は1月20日からであった。現在、寒さは頂点に達している。したがって、大寒の上を行く極寒だ。だが、あと少しで立春を迎える。
 教室にやって来られる生徒達も、そして、タイ人講師も、「寒い หนาว」を連発。だが、生徒の発音は残念ながら明瞭ではない。上声(第5声)であるべきなのに、平声(第1声)になっている。声調が直せても、今度は、母音の長さがおかしい。長母音(naaw)ではなくて、短母音(naw)になっている。
 「寒い หนาว」の発音を矯正するついでに、日本人ができない[ng]の発音をチェックするために、「淋しい เหงา」を生徒達に言わせた。しかし、[ng]が頭子音として使われている単語は、皆さん、極めて不得手である。「寒い naaw」と「淋しい ngaw」が同じに聞こえるとのこと。
 では、最後に、[ng]から始まるタイ語を少しだけ列挙する。いずれもよく使う単語だから、早くマスターしてほしい。1)เงิน お金2)งาน 仕事3)ง่วงนอน 眠い 4)เหงา 淋しい 5)ง่าย 簡単な

病状をタイ語で言えるようになろう。

 昨日、半年ぶりに会ったタイ人留学生が、会う早々、体調が悪いと言った。タイから来たばかりの母親が、息子を病院に連れて行きたいと言うので、それに応じた。今日から蔵王にスキーに行くので、医者に診せて、旅行を取り止めるべきか否かを確かめたいとのことであった。診察の結果、インフルエンザではなかった。しかし、咳や鼻水、そして、痰が出ているので、薬を出していただいた。
 私はタイ人を連れて病院へ行き、通訳することに慣れているので、今回のこともすぐに応じることができた。だが、タイ人留学生は半年、日本に住んでいるので、積極的に日本語をしゃべり、医師との意思疎通も問題がなかった。私は彼が困った時だけ、助けようと横に立っているだけでよかった。
 ひるがえって考えるに、日本人がタイで体調をくずした場合、大きな病院では日本語通訳がいるから大丈夫かもしれないが、地方ではいない場合も有り得る。自分の体のことだから、タイ語で自分の症状を言えるように、今から医学用語の増強に励もう!

習い事

昨日、泰日文化倶楽部で華道教室が実施された。私は仕事が急に舞い込んで来たため、参加がかなわなかった。「お手本となる生け方を花瓶に生けておいてください」と華道講師に電話で依頼し、午後5時過ぎに教室へ行き、お花を拝見。そして、それらを包んで家に持って帰った。
 目白駅のエレベーターの中で一人の女性と一緒になった。彼女は私が持っている花を見て、花の名前を尋ねた。「赤目柳です」と私は答えた。すると、彼女は言った。「私も昔は生け花を習っていたのですがね….」 
 その後、バスを降りて信号のところで立っていると、また一人の女性が私に話しかけてきた。「何のお花?」
 冷蔵庫の中のような寒さだが、花に関心を持ってくださる方達がぬくもりのある声かけをしてくださるのが嬉しかった。全く上達しなくても、時間とお金と気力を維持して、習い事は続けること。それこそが自分へのご褒美である。

「気候が変わりやすい」というタイ語

このところ、東京の早朝は零下3~4度の日が続いている。したがって、昼間の温度も5度以下。昨夜、「タイ語中級 金曜日19:00」に出講してくださった指輪先生は小平方面に住んでおられるが、目を丸くしながら「零下8度よ」と言った。そして、雪一面の学寮の写真を見せてくださった。昨年9月に来日された彼女には厳しい生活だ。
 昨晩の授業は、冒頭、異常気象に関する話題が出た。「パリのセーヌ河は水があふれ、郊外は洪水らしい」と、私はテレビで見た映像を見ながら喋った。
 すると、指輪先生が、「แปรปรวน プレェー・プルアン 変わりやすい」というタイ語を教えてくださった。主として天気に使うようだ。しかし、人の性格にも使えるとのこと。それを聞いて、「お天気屋さん」という言葉が頭に浮かんだ。発想の仕方はタイ人も日本人もよく似ている!

「雪が積もる」というタイ語

雪が降るたびに、「雪が積もる」という表現はタイ語でどのように言うのであろうかと思う。「雪が降る」なら、「หิมะตก ヒマ トック」で簡単だ。だが、「積もる」という現象を表わす動詞はむずかしい。タイではまず使うことがないからだ。しかしながら、欧米の本を翻訳する場合、当然、雪景色の描写も有るわけだから、タイ語でも表現できないわけではない。『タイ語辞典』(冨田竹二郎編纂)に、わかりやすい例文が載っていた。
 หิมะตกหนาถึง 3เมตร 雪が3メートルの厚さまで降った。
 なるほど、形容詞の「หนา 厚い」を動詞のすぐあとに併記して、「3メートルまで」の副詞句を追加すればよいわけだ。
 グーグル翻訳で「積雪」を調べると、「ปกหิมะ」と書いてあるが、この表現では足りない。「ปกคลุมด้วยหิมะ 雪で覆われている」と書くと、描写がัより具体的になる。

タイの県名をタイ語で書いてみよう

最近、「タイ語中級 水曜日18:30」の授業では、冒頭15分間、タイ語の単語を書かせている。昨晩はタイの小学校2年生後期の教科書に出ている単語で、「ญ ヨー・イング」を使った単語ばかりを出題した。
 1)カーンチャナブリー県 2)問題 3)智恵 4)功徳積みをする 5)重要な 6)栄える 7)鍵、等々
 意外であったのは、生徒の皆さんがタイの県名を正しく書けなかったことだ。タイ全土の県名を書いて覚えるだけでも相当の勉強になる。ほとんどの県名はそれぞれにサンスクリット・パーリ語から由来する意味を持っているので、正しく書けるようになると、タイ語を深く勉強した気分になって、さらなる学習意欲がわいてくること請け合いだ。
 毎日、一つの県名を書いているだけでも、2ヶ月半近くは楽しめますよ。さあ、今日から始めてみませんか?

火山噴火

昨日は一日中、前日に降った東京の雪の話題で持ち切りであった。生徒さんから、「先生のマンションの坂がテレビに出ていますよ」というラインが有ったので、私も早速、テレビをつけて見た。各局が取材に来たようだ。
 ところが、昼前から草津白根山の噴火のニュースが飛び込んで来た。犠牲者が出てしまい、非常にいたましいことになってしまった。私は草津に親戚がいるので、噴火関連のニュースも他人事ではなかった。
 ところで、「火山が噴火する」はタイ語の辞書によると、「ภูเขาไฟปะทุ」と書いてある。しかし、「ปะทุ」という動詞は日常生活に於いて、そんなに頻繁に使われる単語ではなさそうなので、もっと一般的な動詞である「爆発する=ระเบิด」という単語を代用して使えばいいと思う。さて、次に列挙する単語は一体、どういう意味でしょうか?
 1)ลูกระเบิด 2)การระเบิด 3)สงครามระเบิด 4)ระเบิดบก 5)ระเบิดปรมาณู 6)ระเบิดพลาสติก 7)ระเบิดมือ 8)ระเบิดเวลา 9)ระเบิดไอพิษ 10)ระเบิดไฮโดรเจน

ロンドンタクシー

昨日は東京が4年ぶりの大雪になるため、生徒さんの希望を聞き入れて、朝の時点で「タイ語中級 月曜日18:00」のクラスは休講決定。しかし、午後に入っていた仕事はキャンセル不可。そこで雪道が怖いのでタクシーで行くことにした。
 私の住んでいるマンションは東京で一番の急坂に在る。目白通りまで出てタクシーを拾おうと思ったが、運よくタクシーがマンションの前を通ろうとしたので呼び止めた。そのタクシーはロンドンタクシーで、ドアには東京オリンピックのロゴが入っていた。
 「3週間前に購入したばかりです。現在走っているタクシーはもう製造中止ですよ。タイヤも雪道仕様にしていますから、ご安心ください」、と運転手は自信と誇りを持って言った。
 そこで、ロンドンでロンドンタクシーに乗った思い出を私もそれとなく喋った。
 帰りもタクシーを利用したが、普通タイヤであったので、運転手さんが恐々と運転。「坂は無理。絶対にいやです」と拒否。そこで目白通りで降車し、杖と傘を両手に持ち恐る恐る歩いた。案の定、坂道は閉鎖されていた。子供達が遊んでいるのがうらやましかった。