タイ人に間違われる私

私はずっと前からタイ人に間違われることが多い。タイ大使館に勤務していた頃は、相談でやって来る日本企業の方達から、「日本語、お上手ですね」と、よく言われた。
 警察通訳をやって今年で丸37年。タイ人達からは「アーチャーン(先生)」と呼ばれることが多い。だが、最近は、「メェー(母さん)」とか、「パー(おばさん)」と呼ばれることが多くなった。私が老けてきたからであるが、彼らにとっては私が親しみやすい顔をしているせいだ。
 先月からはマスクをして通訳をしている。したがって、目しか見えないのであるが、タイ人達は勘違いして訊いてくる。「郷里はタイのどこ?」
 「日本に何年、住んでるの?」と訊かれると、「73年」と答える。
 いずれにせよ、私の顔は、目だけでタイ人! 目の形状というよりも、タイ人に親しまれるオーラを目から発しているということだ。

3月の生け花クラス

昨日の朝、華道講師にSNSを送り、3月の生け花クラスをどうするかのお伺いをたてた。すると、講師のほうからすぐに電話が有った。「生徒の皆さんが遠方から来られるので、お休みにしましょう。小原流の華展や研究会もすべて中止になってしまったことですし」
 私も休講の方向でいたので、すぐに賛成した。
 ところがである。いろいろとおしゃべりをしているうちに、「2~3名でもかまいませんよ。教えに行きますよ」ということになった。
 そこで、昼休み中に生け花の生徒達に連絡を取ったところ、いつもであればなかなか返事が来ないのに、皆さんすぐに「参加します!」と言って来られた。みんな、鬱屈した空気感の中にいて飽きている。花を生けることで、自分達の心に美を贈りたいようだ。

ピカピカの小学1年生

昨日、ノン先生(元タイ人講師)の一人息子の写真が、彼のおばあちゃんからラインで送られて来た。ランドセルを背負って、とてもとても嬉しそう…..。4月から小学1年生だそうだ。不安で疑心暗鬼なる情勢の中、少年のあどけない顔を見ると、とても癒された。
 少年はタイで生まれた。生まれて半年が過ぎた頃、ノン先生が泰日文化倶楽部に連れて来られた。机の上に彼を置くと、みんなの人気者になった。人見知りなんかしない。ママの明るい性格をもらっていること間違いなし。
 実を言うと、彼のおばあちゃんがずっと泰日文化倶楽部に習いに見えておられる。したがって、少年が3歳頃に、タイ語で話しかけると、「おばあちゃん、ちがう」と言って、発音を直したことがあるそうだ。ママと一緒にタイへ行っている彼の耳はタイ人並み。ママの親戚のタイ人達から鍛えられている。日本人のタイ語は受け付けない。
 しかしながら、おばあちゃんはめげることなく、泰日文化倶楽部で勉強を続けておられる。

今日の宿題

最近、宿題の内容が難しいと言われているので、今日は短文にする。ただし、タイ語と英語の両方に翻訳してみよう。
1.常にうがい・手洗いをするようにしなさい。
2.栄養を考えて、バランスのいい食事をしよう。
3.人混みは避けよう。
4.マスクの効果に関していろいろと言われているが、しないよりはしたほうがいい。
5.咳、くしゃみの際には、ハンカチで覆う配慮が要る。
7.鼻水が出たら、すぐにティッシュで拭こう。
8.疲労感が有れば、十分なる休養を取ろう。

祈りの日

過去、数々の悲惨なことが繰り返し繰り返し発生した。だが年月とともに日々の生活でやっとこさであるから、記憶が薄れて行くのは致し方ない。
 本日、3.11の東日本大震災から9年をむかえた。手をあわせて祈る。そして、これからのさらなる小さな前進を願う。
 四国出身の私にとって東北地方は遠い地域である。しかし、東北地方出身の生徒達がたくさんいるので、次第に東北に馴染みが出てきた。西日本在住の人々とは明らかに性格が違う。寡黙だ。営々と頑張る。
 東京在住であった生徒さんがボランティアで石巻へ行き、そのまま今でも生活を続けている。私は彼女もすばらしいと思っている。
 みんな、祈りをこめて、これからも普通に暮らす。それが何よりも大切だ。

花を買って飾ろう

世の中、見通しが立たず、自分の心を平常に保つのが難しくなってきている人も多いはず。昨日、テレビを見ていたら、「桜の花を買って、家での内花見はいかがですか」と言っていた。立派な桜の枝がたくさん用意されており、生け花を習っている私としては、まず最初に、「ああ、咲いてしまう。早くしないともったいない」と、ついつい思ってしまった。
 生け花は難しいが、いろいろな長さに枝を切ったり、枝を曲げたり(=ためをきかせる)するだけでも楽しい。ましてや3種の花を組み合わせて花瓶に飾ると、アートが生まれる。
 華道講師はいつもおっしゃる。「生け花は疎と密が大切です」
 いずれにせよ、花が一番売れるのが3月だそうだ。卒業式が中止になったため、花の流通がストップし、花農家が困っているとのこと。花屋の前を通ったら、バラ一輪でもいいから買って、家に飾りませんか!

今日の宿題

世の中、中止、延期、閉鎖、倒産だらけである。以下の短文をタイ語で書いてみよう。

1. 親友達との卒業記念旅行が中止になった。
2. 大学の卒業式が中止になった。
3. 謝恩会が中止になった。
4. 3月末の結婚式が延期になった。
5. 新婚旅行が延期になった。
6. 新築工事がストップした。
7. マンションの大規模工事の説明会が延期になった。
8. 図書館も文化会館も一時閉鎖になった。
9. よく食べに行っていたレストランが閉店した。
10.貸衣装の会社が倒産した。

生徒さんの還暦祝い

昨日、「タイ語上級 土曜日12:45」の授業が終わる頃、教室へ行ってみると、生徒達がこれから新宿のタイ料理店へ向かうと言う。彼らはいつもよくそうしているから、ただの飲み会かと思った。
 ところが違った。「ケンさんの還暦祝いをします」と言うではないか。それを聞いて、私もあとから行くことにした。何故ならばケンさんは泰日文化倶楽部にとって、一番古い生徒であるからだ。28年間、ずっと通って来てくださっている。私は彼に感謝の意を表したかった、他の生徒達と一緒に乾杯をすることで!
 ケンさんは公務員だ。定年まであと5年…とか言っていた頃があったが、時はあっというまに過ぎた。彼は定年退職後は日本とタイの間を行ったり来たりして、のんびりと過ごすそうだ。
 もちろん。泰日文化倶楽部はやめないとのこと。確約が取れて、私も級友たちも大いに安堵した。

今日の宿題

次なるタイ文は、一昨日。元タイ人講師から受け取ったものである。訳しやすくするために、箇条書きにしてある。

1. เมื้อกี้ดูขาว The Nation
2. มีผู้หญิงไปเป็นลมที่ตลาด
3. พวกแม่ค้าหนีกันกระเจิง ไม่มีใครช่วย
4. นึกว่าเป็นไวรัส COVID
5. แต่จริงๆผู้หญิงคนนี้เป็นโรคลมชัด และตอนนี้หายแล้ว
6. ฉันคงต้องดูแลสุขภาพห้ดี
7. ไปล้มที่ไหน ไม่มีคนช่วย ตายอยู่ตรงนั้นแน่ๆ
8. Tesco มาส่งของที่สั่งออนไลน์
9. มาดึกเลย บอกว่าคนไม่เดินห้าง
10.มีแต่คนสั่งของให้ส่งที่บ้าน ใครๆเขาก็กลัวไวรัส

非常の中の平常心

昨日の午後、個人レッスンを受講された女性がトイレットペーパーの買い置きが無いと言った。もう少しで無くなると聞いて、私は彼女に4ロール、プレゼントした。その後、隣りのビルに在るドラッグストアに行ってみたら、棚は空であった。「デマだから安心しなさい」とテレビでは言うが、非常事態はまだ続いている。早く通常に戻ってほしい。
 昨晩、勉強に来た生徒達はいずれも皆、学校関係者であった。通常通り勉強に来た姿を見て私は嬉しかった。だが、政府が非常事態宣言を強めようとしているので、来週は来られないかもしれないと、大学職員は言った。
 現に、指輪先生が大学からの要請で2週間、寮待機を命じられており、教えに来ることができない。非常なる生活を東京郊外で送っておられる。平常心を維持するのはラインでタイのご家族と連絡し合うことだけだ。
 泰日文化倶楽部は政府勧告に逆らって授業をしているわけではない。クラスによってはすでに休講にしている。あくまでも生徒の自主判断にまかせている。だが、非常事態の中、通常通り、いつもの仲間と平常心でタイ語を勉強することで昨晩は愉しいひとときが過ごせた。