犇く(ひしめく)

丑年だから、またまた牛が登場する漢字を学んでみたい。

1.犇 = 牛が驚いて走って行く様子を表しているそうだ。そして、その意味するところは、「押し合って騒ぎ立てる」ということらしい。コロナ禍において「三密」という言葉が生まれたが、第3波の到来に及んでは、ほとんど効果が無かった。

2.牟 = 「むさぼる」とか、「牛の鳴き声」を表しているそうだ。あるいは、「兜(かぶと)」にも関連があるらしい。梵語(サンスクリット)の単語を和音に書き表すときに、「ム」として使われており、それが、片仮名の「ム」にもなったとのこと。例:釈迦牟尼。その他に、地名や姓にも適用される。例:牟礼、牟田、牟田口。

3.牽 = この漢字の筆順を調べてみると、2通り有った。しかし、とにかく見づらい漢字だ。その意味は、「引く」、「引っ張る」であり、そもそもは「牛の引き綱」から由来しているとのこと。例:牽引、牽制、牽牛。

今日、言いたかったこと=日本の政治を正しく強く牽引する政治家がいない。

仕切り直し

お知らせを兼ねて、私の気持ちをお伝えいたします。

1. 2021年の授業開始は、1月16日(土曜日)からとしました。

2. 1月9日の授業再開を楽しみにしていただけに、仕切り直しです。

3. 感染者数の拡大に一喜一憂しても、自分の生活に動揺をきたすだけです。

4. 自学自習をして、脳を活性化させましょう。

5. 1週間ごとの状況変化を見据え、必ずや教室は再開させます。

6. 無能なる政府の愚策・失策、及び非情さには絶対に屈しません。

今日の翻訳

今年最初のタイ文として易しい内容を選んだ。したがって、日本語も読みやすくてわかりやすい文章にしよう。(出典:『小学校国語教科書(3年生)』)

1. ปีหนึ่งๆมีรถยนต์ชนกันบ่อยมาก ทำให้ผู้คนเสียชีวิตและทรัพย์สิน เสียหายจำนวนมาก การเกิดอุบัติเหตุทำให้คนขับรถหรือผู้เสียชีวิตหรือพิการ ลูกเมียญาติพี่น้องก็ได้รับความเดือดร้อน

2. อุบัติเหตุบนท้องถนนเกิดขึ้นเนื่องจากคนขับรถบางคนดื่มเหล้าเมา บางคนกินยา
กระตุ้นประสาท บางคนขับรถเร็วเกินไป ไม่ระมัดระวัง ไม่นึกถึงผู้ใช้รถถนนคนอื่น บางคนขับแซงผู้อื่น บางคนไม่รักษากฎจราจร ทำให้เกิดอุบัติเหตุ

3. เด็กๆท้้งหลาย เวลาเดินบนท้องถนนต้องระมัดระวัง ต้องข้ามถนนตรงทางม้าลายหรือใช้สะพานลอย ไม่เล่นบนท้องถนน เวลาขึ้นรถ ไม่ห้อยโหนออกนอกตัวรถ อุบัติเหตุก็จะลดลงได้

コロナ禍 or  コロナ渦

 先日、NHKのニュースで、新潟市の芸妓組合が初踊りをする様子が報じられた。昔、新潟に北前船が立ち寄った時に殷賑を極めたことが、芸妓達の美しい衣装や舞から十分に想像できた。
 だが、レポーターが若い芸妓にインタビューをした時、あれあれと思った。それは、彼女が「今、コロナ禍(うず)の中にあるので…..」と答えたからである。
 その彼女はこの読み間違えに気づかず、<コロナ禍(か)>を、<コロナ渦(うず)>であると思って答えた節がある。ネットで調べてみると、この<コロナ禍>を、<コロナうず>と読んでいる人達が多いらしい。
 その気持ち、わからないでもない。何故ならば今の日本人はコロナ情報の渦の中に錐揉みされて、思考停止に陥っているからだ。
 若い女性が芸の道に進むのは素晴らしい。しかし、手足の先にまで気を配るが如く、日本語、漢字、話し方、等々にも細心の注意をはらってほしい。
 

1月9日より予定通り授業いたします!

昨日の菅総理の記者会見、及び、文科相の話から、緊急事態宣言が出されても、それは主として飲食関係に対するものであり、学校関係には及ばないことがわかりました。
 従って、泰日文化倶楽部は予定通り、1月9日より授業を再開いたします。
 感染対策のもと、これまで通り、楽しくタイ語を勉強しましょう!

始動 2021年

今日から日本列島は本格的に始動する。そこで、「今日の宿題」も再開しようと思う。以下の文章をタイ語に訳しなさい。

1.鍋や皿を磨くように、肌を磨こう。

2.身体を鍛えるように、脳を鍛えよう。

3.腹から声を出して、発声を明瞭にしよう。

4.だらだらと話すのではなくて、完結に話そう。

5.教科書だけではなくて、いろいろなものから勉強しよう。

6.今年もタイへ行くのは無理そうだ。だから日本で研鑽を積もう。

7.タイ人の友達と久しぶりに会うことができた時、上達したタイ語を披露しよう。

牛首紬

着物の一つに「牛首紬」がある。石川県白山市白峰地区で織られている紬だ。最初、名前を聞いて気味悪がったが、この地区の旧名が「牛首」であることに由来していることを知り安堵した。2018年10月、私は金沢から白川郷へ行く観光バスに乗った時、白山市を経由して行ったから、この辺りの地形が頭に残っている。
 あらためて歴史を調べてみると、平治の乱(1159年)に敗れた源氏の落人の妻女が、この山間部に於いて機織りを始めたことがわかった。耕地には向かない豪雪地帯に於いて、春から秋まで山小屋暮らしをして養蚕を生業としたらしい。そして、冬はせっせと機織りを…..。
 しかし、ここの蚕は独特で、2匹の蚕が共同で一つの繭をつくり、それが「玉繭」と呼ばれた。玉繭はものすごく強靭なため、日本の着物の中でも一番強い紬となった。普通の着物は釘にひっかけると破れてしまう。しかし、牛首紬は違った。反対に釘を引っこ抜くほど強かった。従って、別名を「釘抜紬」と言うそうである。
 結論:何も無い地は無い。悪条件の中から生業を見い出し、ひたすら励む。それこそが人生を紡ぐことだ。

「牛」の詩

高村光太郎の「牛」の詩に出合ったのは中学生の時。確か、国語の教科書にその詩の冒頭部分が紹介されていた。その時は何の共感も覚えなかった。身近に牛を見る機会が無かったからだ。というか、牛を馬鹿にしていた。いかにものろそうに見えたから。
 115行に及ぶ詩を全部、読み直した。なんと示唆に富んだ詩であろうか。この詩に共感を覚えるのに60年もかかったとは…..。しかし、コロナ禍で翻弄されることによって、この詩の深みに気がついた。

 牛ハノロノロト歩ク
 牛ハ野デモ山デモ道デモ川デモ
 自分ノ行キタイトコロヘハ
 マッスグニ行ク
 牛ハタダデハ飛バナイ、タダデハ躍ラナイ
 ガチリ、ガチリト
 牛ハ砂ヲ堀リ土ヲ堀リ石ヲハネトバシ
 ヤッパリ牛ハノロノロト歩ク
 牛ハ急グ事ヲシナイ

謹賀新年 2021

明けましておめでとうございます。。
本年も楽しく勉強しましょう!

 今年は「丑年」。そこで、牛の部首がつく漢字を調べてみると、そこそこ有った。普段、よく使い、見慣れた漢字は以下の通り。

1.「物」=無駄な買い物はやめて節約しよう。ただし、栄養のある食べ物を食すのは大切。

2.「特」=特別なことは狙わず、普通に思慮深く暮らそう。

3.「牧」=牧場で寝ころがりたい。遊牧民族のように移動してみたい。

4.「牡・牝」=牡牛も牝牛も頑張れ。高村光太郎の「牛」を読み返したい。

5.「犠牲」=災害や事故の犠牲者にはならないように要注意。いわんや、コロナをや。

今日の作文

タイ語に訳しなさい。

1.今日は大晦日。大晦日であれ、掃除後は平常心で勉強しよう!

2.勉強する時間が有るということは幸せなことである。

3.2021年も上手に時間配分して勉強し、何等かの成果を得たいものである。

4.いずれにせよ、勉強するには健康であることが望ましい。

5.健康を維持するためには、バランスのとれた食事と適宜な運動が必要である。