先日、NHKのアーカイブズ・フィルムで、映画監督の五所平之助(1902-1981)が「田中絹代は下関なまりがあってね~」と話していた。
そこで、新藤兼人監督(1912-2012)が書いた『小説 田中絹代』(読売新聞社 1983年)を読み直した。
田中絹代(1909-1977)は下関で生まれ、8歳からは大坂。15歳からは東京で暮らしている。東京の向島育ちの五所監督にとっては、地方から来た人の発音はおそらくすべてダメ出しであったことであろう。
私は実物の田中絹代を見たことがある。映画「サンダカン八番娼館・望郷」でベルリン映画祭女優演技賞を受賞し、新宿の紀伊国屋ホールで記念講演会を催した時だ(1975年)。凛とした女優さんのイメージはいまだに瞼に焼き付いている。
「ジャンカ」という言葉
昨日、英語クラスの生徒さんが次なる話をした。
「タイで建築中のマンションを見学した時、コンクリートがジャンカしているなあと強く思いました」
他の者達は、<ジャンカ>という言葉が分からなくて彼に説明を求めた。そして、その横で私はスマホでチェックした。
意味=ジャンカは、コンクリートの打設不良の事例の一つ。型枠を外したコンクリート構造物の表面に砂利が凝集・露出している部分。締め固め不足やセメントペーストの回りの悪さにより発生する。
さらに言葉の由来を読むと、なかなかに面白かった。
由来=天然痘にかかったあとのあばた、または、あばたのある者のことを「じゃんこ」と言ったことから、それがなまって「ジャンカ」と言うようになった。
コロナ禍が終息すると、一体どのような新しい言葉が生まれるであろうか?
今日の作文
タイ語と英語で書いてみよう。
1. メールボックスにキックボクシング・ジムのチラシが入っていた。
2. 女性向けクラスのご案内
3. 思いっきり蹴ったこと、ありますか?
4. ダイエット&シェイプアップしながらキックボクシングの技術が学べます。
5. 基礎体力がアップします。
6. ストレス発散になります。
ひなの郷
雑司ヶ谷の鬼子母神近くに「ひなの郷」というたい焼き屋さんがある。今、その店の前に美しい蘭の花が飾られている。「祝15周年」と書かれた札には、桂文枝(六代)さんのお名前も有った。
この店の経営者は「笑点」の好楽さんの娘さんだ。開店した時から時々買っているが、ああ、もう15年が経過したとは!
お祝いを言うために店内に入って店主と話す。店の奥にはお琴が見える。
「今も夜は教えてらっしゃるのでしょ?」と尋ねると、彼女は答えた。
「朝も教えていますよ。5歳くらいの女の子が朝、習いに来ています。もうすぐ妹さんもお稽古を始めるんです。 お姉ちゃんに刺激を受けたんですって」と店主。
稽古事は小さい時から始めると勘が良くなる。姉妹そろって琴の名手になる日が来るのが楽しみだ。
停電工事
今日、私が住んでいるマンションは9:30から15:30まで停電(ไฟดับ)になる。「引込開閉器盤及び共用分電盤・動力盤内部機器更新工事」が実施されるからだ。それに伴い断水にもなる。
この工事のお知らせは1ヶ月前から有ったが、当日を迎えるとさすがに緊張する。電気も水道も使えない6時間。区役所へ行く用事が有るから、散歩がてらゆっくりと歩いて行くことにしよう。
災害が有るたびに不自由な生活を強いられている被災者達の姿をテレビで見ていつも思う。電気や水道が自由に使えない生活に果たしてどのくらい耐えられるであろうかと?
普段、お世話になっているインフラに感謝して、今日はおとなしく過ごそう。
今日の翻訳
今日の出題は『ยาเสพติด』(อุดม ดุจศรีวัชร จัดจำหน่ายโดย บริษัทอักษราพิพัฒน์ จำกัด พ.ศ.2539)からである。著者(ผู้แต่ง)が利用したデータ(ข้อมูล)は ทางบรรณานุกรมของหอสมุดแห่งชาติ)だと明記されている。25年前に書かれた本ではあるが、麻薬撲滅に対する思いはいつの世も変わることはない。
タイ語を勉強する生徒としては、以下の文章に出て来る動詞や名詞がしっかりと頭の中に入っているかを確認してほしい。そのためにはすぐに辞書を引くのではなくて、タイ文を読んで、まずはどういう場面かを想像してみること。
1.การป้องกันอันตรายจากสารระเหย
2. ไม่ทดลองสูดดมสารระเหยทุกชนิด
3. ไม่เชื่อคำชักชวนของเพื่อนและไม่เลียนแบบเพื่อน
4. ถ้ามีความจำเป็นต้องใช้สารระเหยควรใช้อย่างระมัดระวัง
5. ชณะที่ใช้สารระเหยควรอยู่เหนือลมและมีอากาศถ่ายเทสะดวก
茶を詠んだ句
先週、三鷹駅北口を出て5分位歩くと古本屋が目にとまった。早速、入ってみた。なかなかの品揃えだ。時間が無かったので3冊ばかり購入。
そのうちの一冊は、『茶の湯紀行』(村井康彦 河出文庫 1992年)。「多角的視野で考察した、生活文化としての茶の歴史」が書かれているそうだ。目次は、1.茶の故郷 2.都鄙の茶 3.宮廷と茶 4.茶の芸文。
芭蕉や一茶が詠んだ俳句が「4.茶の芸文」に紹介されている。その中から現代人にわかりやすい句を引用する。
芭蕉するが路や 花橘も 茶の匂ひ
山吹や 宇治の焙炉の 匂ふ時
一茶茶の花に 隠んぼする 雀哉
はたはたと 蛍とぶ夜の桶茶哉
新茶を飲もう!
今年の八十八夜は5月1日であった。厳密に言うと、その八十八夜に摘んだお茶を新茶と言うらしい。
先日、築地の場外市場で新茶を買った。銘は「とてしゃん」。帰宅後、その意味を調べてみると、「とて」は「とても」、そして、「しゃん」は「美人」ということで、「とても美人」だそうである。茶の命名としては、とても珍しい。何故ならば、漢字ではなくて、ひらがなで書かれているから。
ついでに、「しゃん」の由来を調べてみると、ドイツ語の「美しい」からであった。明治時代の旧制高等学校生が流行らせた言葉だそうだ。昭和の戦前まで、一般的に使われていたようだが、戦後生まれの私にはぴんと来ない。
いずれにせよ、「とてしゃん」は普通に美味しかった。飲めば美人になれるかと期待半分。<一服一美>で、この新茶をしばらくは楽しもう。
今日の作文
日曜日だからのんびりしたい。だが、タイ語の感覚を持続させるために、少しだけでもいいからタイ語を書いてみよう!
1. 「ด」と「ค」を書き間違える生徒が多い。
2. 「เหนื่อยとเพลียの違いは何ですか?」という質問が生徒から有った。
3. テキストを丸写しすることはとてもいい勉強になる。
4. コピーしたり、スマホで写すだけでは、頭に残らない。
5. 話題が豊富であれば、当然、語彙も増える。
6. 会話力も大切だが、読解力や作文力も鍛えよう!
経度と緯度
昨日、仕事の中で、「経度」と「緯度」という単語をタイ語に訳さなければならない場面が有った。日常生活に於いて、これらの単語を使うことはまずもって無いから、辞書で調べてみた。
経度 = เส้นแวง / ลองจิจูด (longtitude)
緯度 = เส้นรุ้ง / เส้นขนาน / ละติจูด (latitude)
私の親戚に「経緯子(けいこ)」という名前の者がいる。彼女の父親が第1次南極観測隊で南極に行ったことを記念して命名した。南極までの航行中、経度と緯度で常に「宗谷丸」の位置を確認していたわけだ。
今の政治情勢には経度も緯度も有ったもんじゃない。日本国民を守るという基軸が抜け落ちてしまっている。
