免疫学者の話

『「老いる」とはどういうことか』(河合隼雄 講談社文庫 1997)の最後に、免疫学の第一人者である多田富雄氏(1934-2010)との対話が掲載されている。多田氏の免疫に対する解説は非常にわかりやすい。

 「免疫は伝染病に対する抵抗力のような形で認められていますが、ほんとうは自分以外のものが体にはいってきたときにそれを排除するという反応です。ちょうど脳と同じように、自分と他人を区別するシステムということになります。それが老化に従って低下するので、老人の死因の大半は最終的には感染症になるわけです」

 コロナ報道で、頭から足先まで「コロナ」という言葉にまとわりつかれているが、そもそも人間とは、日々、死に向かっている。免疫アップを心掛け、いずれ近いうちにやってくるであろう第5波に備えよう。

今日の翻訳

 以下の文章を訳してみよう。出典は『รู้และป้องกันยาเสพติด เล่ม๓』からである。

1. ในบางปีเจ้าหน้าที่ตำรวจที่จับได้ถึงสองแสงสามหมื่นครั้ง ในจำนวนนี้ ส่วนใหญ่เป็นคดียาบ้า

2. พวกเราทราบไหมคะว่าทั้งอุบัติเหตุ การทำร้ายกัน และการที่ผู้คนมีสุขภาพทรุดโทรมจากยาบ้าพวกนี้จะทำให้คนในชาติของเราอ่อนแอ

3. ในเมื่อคนชาติไม่มีความปลอดภัย หวาดกลัวอันตรายทั้งจากคนเสพยาเสพติดและจากผู้ร้ายขายยา….หวาดกลัวว่าคนในครอบครัวจะไปติดยา คนดีๆก็จะหมดกำลังใจทำงาน ประเทศไทยของเราก็พัฒนาสู้ประเทศอื่นไม่ได้

詩の贈り物

 昨日、大学時代の親友からサムエル・ウルマン(1840-1924)の「青春」という詩が送られて来た。全部、引用したいところだが、そういうわけにもいかないので、抜粋する。なお、紙面の都合により改行はしていない。

~青春とは臆病さを退ける勇気、安きにつく気持を振り捨てる冒険心を意味する。ときには、二十歳の青年よりも六十歳の人に青春がある。年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。

~六十歳であろうと十六歳であろうと人の胸には、驚異に魅かれる心、おさな児のような未知への探求心、人生への興味の歓喜がある。君にも吾にも見えざる駅逓が心にある。人から神から美・希望・よろこび・勇気・力の霊感を受ける限り、君は若い。

ロブスター

元タイ人講師から美味しそうなロブスターの写真が送信されて来た。

ที่บ้านต้องสรรหาของกินอร่อยเพื่อให้ทุกคนอยู่บ้าน เมื่อวานสั่งกุ้งมังกรจากระนอง สั่งบ่ายกว่ากุ้งถึงเมื่อ๖โมงเช้าวันนี้ สดมากๆ เอามาย่างกินอร่อยสุดๆ ช่วงนี้อาหารทะเลพวกกุ้งมังกรถูกสุดๆเพราะร้านอาหารไม่รับซื้อไม่มีนักท่องเที่ยว ชาวประมงเลยต้องขายราคาถูกมากค่ะ อย่างกุ้งมังกรตัวนี้หนัก1กิโล ตัวใหญ่มาก ราคา790บาทค่ะ

 コロナ禍でタイの料理店の多くが休業中である。漁師を助けるにはこのように産直で注文することは互いにとってよいことだと思う。安くて、大きくて、新鮮であることは買う側にとって魅力的だ。

今日の作文

6月も早半ば。元気を出して、タイ語を書こう!

1.同じコマーシャルを見続けると飽きてくる。そして時間が奪われたみたいで腹が立ってくる。

2.経済アナリストの分析は皆、五十歩百歩だ。あまり当てにならない。

3.どんな職業にもストレスがつきものだ。年々、厳しい世の中になってきた。

4.波乱万丈の人生も嫌だが、平々凡々たる人生にも首をかしげる。

蛍の棗

昨日、久々に茶道教室が開催された。区の文化施設の利用が6月に入ってから緩和されたからである。いつもの和室に入ると新しい畳の匂いがぷーんとした。休館中に畳替えをしてくれていたからだ。

茶道講師が用意された軸は「甘露の一滴」。香合は「唐傘」で、花は「紫陽花」。そして、茶杓の銘は「清流」。6月にふさわしい取り揃えである。茶を主催する亭主はこれらの取り合わせに一連の話を組み立て、正客との間で問答をするのが楽しみだとのこと。

黒い生地の上に金色の点々が描かれている棗は一年に使用される回数が多い。何故ならば、蛍以外にも、夏には星、冬には雪だと思えば、あら不思議、そのように見えるからである。一つの模様をいろいろなものに見立てるのは頭の体操にもなっていい。

レースのドレス

昨夕、教室からの帰路、バスが椿山荘前のバス停に着くと、結婚式帰りの女性が4人、大きな紙袋を持ってバスに乗り込んで来た。色は異なるが、全員がレースのドレスを着ていた。6月の結婚式の装いにはレースがとても似合う!

レース布は、タイ語で「ผ้าลูกไม้」という。レースのカーテンなら「ม่านลูกไม้」だ。昔、生徒さんの一人がタイでレースのカーテンを作らせていたのを今でもよく覚えている。

最近、葬式は家族葬でひっそりと行われる傾向が強い。だが、結婚式は条件さえ整えば、皆で新郎新婦を祝福したいものだ。若い女性達がおしゃれをして結婚式に参列し、華をそえるのは非常に喜ばしい限りである。

今日の翻訳

 『ถ้าเป็นหนู ….จะทำอย่างไร』からの出題である。訳してみよう。

ช่วงหน้าฝนเป็นช่วงที่น้ำตกสวยที่สุด เพราะมีน้ำมาก ผู้คนจึงมักไปเที่ยวกันในช่วงนี้ ครอบครัวของหนูและเพื่อนบ้านก็วางแผนจะไปเที่ยวน้ำตกในวันหยุดที่จะถึงนี้เช่นกัน หนูตื่นเต้นดีใจ เพราะยังไม่เคยไปเที่ยวน้ำตกมาก่อน จะต้องปฏิบัติตัวอย่างไร จึงจะเป็นนักท่องเที่ยวที่ดี

ที่ทำงานของคุณพ่อจัดไปเที่ยวประจำปีที่หมู่เกาะทางภาคใต้ คุณแม่และหนูก็จะได้ไปด้วย คุณพ่อบอกว่าเราจะได้นั่งเรือเร็วไปชมรอบหมู่เกาะ ไปดูการเก็บรังนก ไปดูวิถีชีวิตชาวเล และไปดูน้ำดูปะการัง การเดินทางไปเที่ยวทะเลในครั้งนี้ จะต้องปฏิบัติอย่างไร

藍の効用

呉服屋さんから届いた今月の通信は「日本の藍」がテーマであった。今年のNHK大河ドラマは渋沢栄一の生涯に関してだが、彼の生家は藍建ての豪農。したがって、登場人物の多くにも藍色の着物を着させている。

上記の通信に書かれた藍の効用を列挙すると、1)殺菌・防虫作用、2)切り傷には漢方効果、3)夏涼しく、冬暖かい、4)藍染めの衣類は丈夫で水に強い、5)食あたりや熱さましにも薬用効果、等が有る。

これらの効用を考えると、コロナにも効くことを願う。化学染料の藍ではなくて、本物の藍を日々、愛用し、自ら防衛したい。いずれにせよ、昔の人の知恵は継承して行きたいものだ。

กินน้ำใต้ศอก

今年2月から入会された生徒さんはタイの格言をたくさんご存知である。先日の授業中、「กินน้ำใต้อศอก」と呟かれた。するとそれを聞いたタイ人講師がびっくり。しかし、すぐに小さな声で言った。「今はあまり使われていない」

「กินน้ำใต้ศอก」は、直訳すると「肘の下の水を飲む」。これを意訳すると、「おこぼれを頂戴する」とか、「妾になる」という意味になるそうだ。

時代は大きく変わった。タイの金持ちもお妾さんを持つ余裕は無い。というか、本妻は携帯で位置情報をチェックすることができるから、旦那さんの行動はすぐにばれてしまう。