昨日、「第73回日本伝統工芸展」(於:日本橋三越)へ茶道仲間と出かけた。茶道講師の友人が染色部門で毎年、出展しておられるので、お目当ての作品は決まっているが、せっかく行ったからには、いろいろな部門の作品も鑑賞しようと思うと、時間がいくら有っても足りなかった。
染色部門には、琉球紅型の出展が数点有った。いずれも色が鮮やかなので遠くから見てもすぐに分かる。紅型の「紅」は、単に赤い色を指すのではなくて、「色全般」を意味しているそうだ。「タラマバナ」(作:藤崎新)という題名の着物があったが、調べてみると、タラマバナの意味は「ベニバナ」であった。
ベニバナと言えば染料のもとになる花。そのベニバナの花を模様にして着物全体を染め上げている作品にはどことなくユーモアが有った。500年余の歴史を繋ぐ紅型。インドや東南アジア伝来の花鳥風月をテーマにした紅型は、情熱あふれる沖縄の作家達によってこれからも受け継がれて行く。
