昨日、タイ人講師が数年前に盛岡の城址を見に行った話を聞かせてくれた。彼女は城址のことを「ซากปราสาท」と言った。直訳すれば、「城の残骸→廃墟」。石垣しか残っていないから、瓦礫扱いというわけだ。情緒も浪漫も感じ取れない。残念。
岩手県といえば、平泉。北上川を見ながら、芭蕉の歌碑のそばに立った日のことが思い出された。「夏草や 兵ものどもが 夢の跡」
ซาก は、新聞記事なら「 ซากศพ 死体/死骸」や「เศษซาก 残骸、残留物、デブリ」という合成語で見かける。 タイ人講師が「ซากรถも有ります」と付け加えた。それを聞いたとたん、東日本大震災後、3ヶ月後に行った石巻のことが脳裏に浮かんだ。海岸近くに幾重にも積み重なっている廃車の光景は惨憺たるものであった。
