大風呂敷と家紋

鳥取県在住の元生徒さんが慶事で上京したので、昨日、彼の希望を聞いてタイ料理で心からのお祝いをさせていただいた。頂戴したお土産の中に「大風呂敷」という餅菓子が含まれていた。箱に明記された次なる由来に目がとまった。

~ ここ山陰地方では昔より祝言を始めとして ”慶び”ごとある時には必ず木綿地に家紋を染めぬいた大風呂敷を用意して祝う習わしがありました。しかし、今はこの大風呂敷も善き語り草となり、懐かしい思い出の一つとなりました。~

大家族から核家族へ移行して久しい。冠婚葬祭も簡素化へ。風呂敷から紙の手提げ袋になって以来、風呂敷とはさよなら。「大風呂敷を広げる」は「大言壮語」と同意だから、芳しくない意味を有するが、この山陰の銘菓「大風呂敷」に限っては古き良き昔の村社会を彷彿とさせる。