北区の呉服屋さんから諸々の知識や知恵を盛り込んだ通信が届いた。草履と小物しか買ったことが無いというのに、もう10年近くも送って来ている。中でも「おばあちゃんのいち押し知恵袋」は非常に参考になる。
今回、「家紋と女紋のおはなし」が掲載されていたが、長年、不思議に思っていた謎が解けた。女性は嫁入りの時、実家の紋をつけた着物を持って行く。だが諸々の理由で離縁された場合、裸で追い出されるのは非情。よって女性を守るために女紋をつけた実家からの着物だけを持って婚家を出たそうだ。
話は飛ぶが、戦後、初代ミス日本に選ばれた女優の山本富士子さんの実家は大阪で木綿問屋をしており、娘達にそれはそれはたくさんの着物を用意していたのだが、家が洋館であったため進駐軍に没収されて追い出されたそうだ。その際、着物もすべて没収されたそうだから、よほど立派な着物であったにちがいない。今頃、ボストン美術館にお蔵入りしているかもしれないなあ。いろいろな豆知識を知るのはひまつぶしになる。
