お接待

昨日、大学時代の友人を介して彼女が所属する女子会のメンバーとお会いする機会が有った。彼女達は月に1回、元ジャーナリスト(寡夫)の家でおしゃべりをしているそうだ。その家が私の住んでいるところから歩いてたったの5分。そのうち、私も仲間に入れてくれそうな気配であった。

友人が私のことを、「四国出身で、いまだに現役」と紹介した。すると、ツアコンをやっていたという一人の女性(80歳代)がすかさず言った。「私、八十八ヵ所めぐりしたわよ」。それに対して、「八十八ヵ所、行ったことがありません。お接待する側ですから」と私は応じた。

元ツアコンさんは、「あら、一度もお接待されたことがないわ。私は板前さんがいる旅館しかとまらないから」と続けた。それを聞いて、私は心の中で思った。お接待とは求めるものではない。する側とされる側の微妙な呼吸の中にふわふわっと感じ取れるもの、それがお接待。