元商社マンである斎藤親載氏の「インド人に学ぶ」という作品(=第1回文芸思潮ドキュメンタリー賞受賞 2024年)が『文芸思潮』(アジア文化社)にシリーズとしてずっと掲載されている。彼はバンコク、ナイロビ、そして、カルカッタでの駐在員生活が長い。数々の体験談はいずれも傑作である。
『文芸思潮』(2025年秋 第97号)の中に、彼の語学学習における要点について、本音で書いているので、それを是非とも紹介したい。
~多くの日本人が欧米語を苦手とするのは、言語構造や発音の違い、さらには文化インフラの違いなどさまざまな理由があろうが、引っ込み思案と完璧主義が大きな障壁になっていることは間違いはない。会話の習得においては、とくにそれを痛感する。しょせんは、外国の言葉ではないか。はじめから完璧にやれるはずがない。間違いだらけでも結構。臆することはない。べつに死刑になるわけでもないのだ。インド人のダメモト精神にあやかり、インド人になったつもりで、どんどんぶつかることが語学上達の早道と心得たい。~
