バンコク今昔物語(3)

11月16日(日)、午前10時に、懇意にしている元タイ人講師の息子さん(サン君)が車で我々を国立博物館へ連れて行ってくれた。彼は私の家に50日もホームステイしたことがあるので、孫みたいな存在だ。

バンコク見物はやはり王宮前広場近くの国立博物館から開始と決めていた。しかし、元王妃の葬儀準備中の王宮前広場の様子も知りたかったので一石二鳥。切符売り場でシニア料金を希望したところ、タイ人の国民身分証の提示を求められた。日本人だと言うと、外国人にはシニアのサービスが適用されないと言われ残念。

国立博物館での鑑賞時間は1時間半だけと決め、サン君に12時に迎えを頼んだ。しかし11時50分頃、彼から電話が有り、駐車違反で捕まったから警察署に行って罰金を支払わなければならなくなったと言われどきりとした。あとで聞いた話だが、彼はトイレに行くため、警察官に許可を求めて駐車した。だが車に戻って来た時には前輪のタイヤがロックされており、別の警察官が警察署まで行って罰金千バーツを支払えと言ったそうである。しかし、「今、ここで支払えば500バーツでいい」と常套句。昔も今も全く同じだ。話を聞かされた老女3名は、サン君がかわいそうなので500バーツを彼に手渡した。