昨日、帰宅途中にある八百屋でほうれん草を買った。一袋280円也。高いと思ったが、健康維持のため致し方ない。夕食を作る時、ほうれん草のパッケージに書いてある文面を読んだ。
「鮮度保持フィルム包装=おいしさを逃さないよう鮮度保持フィルムによってパッケージングしました。高原のさわやかな空気と豊かな大地によって育まれたほうれん草をどうぞご賞味下さい」
その他にも、「高冷地 雨よけ栽培」とも書いてあり、出荷元は栃木県の鶏頂山生産組合であった。「鶏頂山」をネットで検索すると、日光に近いところに在り、昔、満州からの引揚者達が開拓した場所であった。ほうれん草の根っこには全く土がついていない。丁寧に栽培された後、きれいに洗われ、特殊なビニール袋で包装されれば、一袋280円の価格設定に納得。更には地理と歴史の勉強にもなったのだから感謝である。