3月の茶杓の銘を調べていたら「蘖」というのが有った。読み方は「ひこばえ」。意味は「切られた木の切り株や根本から新しく生えてくる若芽のことです。親木が伐採されても根が生きているため、そこから再生する生命力の象徴とされる」とのことである。
「ひこばえ」の「ひこ」は、曾孫(ひまご)から来ているそうだ。そして、「ばえ」は「生え」である。ひまごにお目にかかることができれば、まさしく子孫繁栄でおめでたい。「ひこ」は、男子の名前につけられる「彦」にも通じているようだから、これまた男の子への願いが強い。
「蘖」というこの漢字は、何と、野菜の「もやし」の漢字表記に近いことがわかった。漢字の下の部首に書かれている「木」が、もやしは「米」であった。漢字で書くことはまずもって無いから忘れたい。
