アーリー・マンション(อารีย์ แมนชั่น)

昨日、今年最後の「アジア女性のための生け花教室」を実施した。参加者は7名。お稽古の後、華道講師と11月のタイ旅行について話題が尽きなかった。旅行前、彼女は「吉川先生について行くだけでいいです」と言っていたが、ワット・アルンと、かつて住んでいたことがあるスクムビット26のアーリー・マンション、そして、その近くのバミー屋への郷愁が強く、その気持ちを組み入れて、願いをすべて叶えてあげた。

まずは腹ごしらえとしてバミー屋「ルンルアン รุ่งเรือง」へ。一杯60バーツ(約300円)は納得。1935年創業のこの店はミシュランのお墨付きだけあって、大勢の客でにぎわっている。ゆっくり食べているわけにはいかない。

食後、華道講師は店を出たかと思うと、一人すたすたと歩き出し、ソイをさっさと渡って白い瀟洒なマンションへと入って行った。守衛さんに挨拶もせず、奥に有るプールの方まで進んだ。あとからついて行った私は守衛さんに説明した。「彼女は40年前にこのマンションに住んでいたことがあるので、とても懐かしいのです」、と。