バンコクから帰京して9日が経つが、いまだに興奮がさめやらない。今回、宿泊したホテルはバンコクでももっとも賑やかなラーチャプラソン交差点近くに在ったから、車と人の往来の激しさに圧倒された。エラワン祠をはじめとして、いろいろな神様が周辺に鎮座されてパワースポットになっているだけあって、不思議な空気感を覚えた。
滞在中に偶然ではあるが、1970年代からバンコクで働いていた日本人が撮影したラーチャプラソン交差点周辺の写真を、写真整理しているという息子さんからのLine送信で見ることができた。半世紀前の写真はセピア色。エラワンの神様ももちろんセピア色。だが、神様は神様だ。今日まで堂々として人々を見守っている。そして、これからも……。
ホテルはとても古かった。以前も泊まったことがあるが、もはや時代遅れの感がした。だが、それが良かった。何でもかんでも新しくなってしまったら面白くない。ラーチャダムリ道路をはさんで向かい側にあるCentral Worldの外壁の電飾がけたたましいだけに、ホテルの中の静けさにほっとすることしばしば。明と暗、動と静。一日でそれら両方を体験した。
