11月17日(月)、午前10時にホテルを出て、BTSでサパーンタクシン駅まで行き、サートーン船着き場から船に乗った。ターチャーンまでの約15分、チャオプラヤー川の両岸の景色を楽しんだ。船賃は21バーツ(約100円)。
ターチャーンから少し歩くと、王宮の白壁が見えた。交通整理をしている人に「王宮へ行って元王妃にお別れをしたい」と告げると、「ここに来るバスに乗りなさい」と言われた。バスは確かにやって来た。だが、バンコク最古のバスかと言いたいくらいのポンコツであった。
バスには黒服の女性達が数人しか乗らなかった。地方からやって来たらしい。王宮の門近くで降ろされた我々は指示に従って歩く。着いたところは、何と前日行った国立博物館の反対側であった。テントがたくさん張られており、僧侶達もたくさんおられた。これから長い黒服の列に長時間、並ばなければならないかと思うと相当の覚悟を要した。だが、ここでも私の魔法の杖が功を奏した。「カートに乗りなさい」と勧められたので、再び、王宮の門の前までスイスイと行くことができた。
