岡本太郎と文化論

昨日、「タイ語上級クラス」による暑気払い会が高田馬場1丁目のイタリアンレストランで開催された。会が始まるまでに1時間ほど有ったので西早稲田の古本屋へ行き本を物色。『新版沖縄文化論』(岡本太郎 ・中公叢書 2002)を購入した。

岡本太郎(1911-1996)と言えば、「芸術は爆発だ!」とか、「太陽の塔」(大阪万博 1970)で有名。だが、彼が書いた文章も秀逸。魅了されることが多い。彼の履歴を見ると、留学先のパリ大学ソルボンヌで、哲学・社会学・民族学を修めたとのこと。道理で彼ならではの文化論が執筆できるわけだ。

西早稲田の古本屋には沖縄関係の書籍が充実している。一人の女性が店主と談論していた。小耳にはさんだ話から、彼女が沖縄出身者であること、そして、その古本屋に毎日やって来て本を購入し、せっせと読書に励んでいることがわかった。彼女の沖縄経験論と岡本の沖縄文化論。果たしてどちらに勝負ありや?