昨日(5月8日)から授業を再開した。「月曜日18:00」のクラスを担当しているシーン先生はいつも通りお元気な様子で講義に来てくださった。だが、どこか違う。そうだ。彼女の顔からマスクが消えている。
彼女の顔をしっかりと見たのは昨夜が初めてであった。彼女の初出講は2年前の4月から。だからコロナ禍の真っ最中。この2年間、まじめによく頑張ってくださった。感謝である。
彼女は歯医者さんだ。目下、東京医科歯科大学で博士号取得のために研究にいそしんでおられる。8歳の時から日本語を勉強しているそうだから、雰囲気も仕草ももう完璧なまでに日本人。洋服の色合いも日本人的。
彼女の顔を見ながら、何とまあ可愛いことかと思った。だが、彼女はまだ私の顔を知らない。何故なら私はいまだにマスクをしているから。
