禅語「閑坐聴松風」

 先日、参加した茶道教室の床の間には、「閑坐聴松風」という禅語の御軸が掛けられてあった。読み方は、「かんざして しょうふうをきく」。その意味は、「静かに座り、釜の中でお湯がしゅんしゅんと沸きたつ音に耳を傾けて聴く」。
 一昨日あたりから涼しくなった。草むらから鈴虫の音が聞こえるとほっとする。虫たちは自分達の出番だとうれしそう…….。
 今年の夏は異常であった。猛暑は嫌いだ。台風も飽きた。夏の疲れは底知れず残っている。そして、日頃の仕事からおそわれるストレスたるや、つのる一方だ。こういう時にこそ、上述の「閑坐聴松風」の禅語が生きてくる。

新しい女性の生徒 2名

 昨日、「タイ語入門 火曜日13:00」を新規開講することができたのは大いなる喜びである。
 生徒は58歳の女性が一人だけ。彼女は初めてのタイ旅行から帰ってすぐに泰日文化倶楽部に電話をかけて来られた。「私、タイ語を習いたいのです!」 彼女の声には真実味が感じられた。私はそれに応えようと思った。初めてのタイ語の授業を、彼女は少女のように目をくるくるさせながら楽しそうに聴き入った。
 「タイ語中級 19:00」にも新しい女性が入会されることになっていた。この女性は「見学は不要です。即入会しますから」という固い決意をメールで伝えて来ていた。
 実際にお会いした時に、「なぜ、泰日文化倶楽部を選んでくださったのですか?」と尋ねると、意外な答えが返って来た。「主人が吉川先生のところに行きなさい、と勧めたからです」
 彼女の名字から察するに、そのご主人は32年前に某大学で教えた時の生徒だとすぐにピンと来た。もう30年近く会ってはいないが、彼のイメージは私の脳裏に焼き付いている。いやはや、何とまあ嬉しいことであることよ。

中文老師のお土産

 生徒達からの要望で、「旅の中国語 土曜日14:30」を開講してから、丁度1年が経った。のんびりムードでやっているから、成果はまだ見えていない。
 先週の土曜日、中文老師が生徒達にモンゴル産の干し肉をお土産として配った。1袋を開けて、その中から、小分けされた干し肉を配るのかと思いきや、生徒と私の計5名に5袋を用意していた。
 生徒の一人が尋ねた。「先生、多すぎます。すごい! ところでおいくらくらいするものですか?」
 中文老師はすかさず答えた。「1袋 2千円です」
 それを聞いて、我々はびっくり。「先生、お土産なんですから、そんなにまでしなくても」と言った。
 しかし、中文老師の表情たるや、余裕しゃくしゃく。太っ腹の大きさに、中国の大きさを感じた。

「しかとする」という日本語

 昨夕、6人で食事会をした。集まったメンバーの出身地は、以下の通り。1)青森県70歳、2)福島県69歳、3)東京都55歳、4)神奈川県72歳、5)兵庫県52歳、そして、6)香川県71歳。
 何かの話のなかで、東京都出身者が、「そんな時、しかとする」と言った。私は「しかとするって、どういう意味なの?」と訊いた。すると、福島県人も私に続いて、同じ質問を発した。
 ネットで調べてみると、「しかとする」とは、「花札の10月の絵柄である鹿がそっぽを向いているところから、俗に、無視すること」と出ていた。他の4人は「しかとする」の意味を知ってはいたが、語源までは知らなかったようだ。
 71年生きて来て、知らない日本語に初めて出くわしたことがとても新鮮であった。

昔やったことが役に立つ

 70歳を過ぎてから、健康や老人ホームに関する番組に関心を持つようになった。だが、今年の6月、仕事で老人ホームを見学した時、自分に適した老人ホームを探すのはとても難しいと思った。よって、健康に気をつけて、今の生活を維持することが大切であると自分に言い聞かせている。
 昨晩、NHKのEテレで、身体障害者だけが集まっている老人ホームを紹介する番組が再放送された。利用者の中には、かつて一般の老人ホームに入っていたが、職員さんとの意思疎通が難しく、手話ができる職員が常駐しているこの老人ホームに移って来て、やっとおだやかな生活を見出したとのこと。だが、何もすることがないと認知症になっていく。
 或る女性は幼い時、三つ編みをつくるのが大好きであったことを職員が知り、それからというもの毛糸を与えると、その女性はせっせと三つ編みをつくっていった。それに職員が少し手を加え、縄のれんにした。旅館で配膳をしていたことがある女性にはお膳にスプーンを置かせる手伝いをさせた。皆さん、昔やっていたことは身体が覚えている。
 この身体障害者専用の老人ホームは札幌に在る。今度の地震で皆さん、さぞかし震え上がったことであろう。

ウェーン(指輪)先生 カムバック

 今日からウェーン(指輪 แหวน)先生が「タイ語初級 土曜日16:10」にカムバックされる。約40日もの長い夏休みをバンコクで過ごされたので、元気溌剌で教室に現れることであろう。したがって、生徒達も学習意欲を高めて授業に臨んでほしい。
 しかしながら、15日の土曜日は生徒達のほうから休講にしてほしいという要望が出ている。何故ならば、15日、16日、17日と3連休になるからである。タイ、もしくは、アジアの近場へ遊びに行かれるのかもしれない。
 いずれにせよ、まだまだ暑い。勉強するための態勢が整わない。翌週の23日,24日,25日もまたまた3連休だ。ウェーン先生のご指導をしっかりと受け止めるのは10月以降ということになろう。

停電 と 星

 昨夜、札幌在住で松葉杖の生活をしている元生徒からラインの返信が有った。
 「町は明かり一つない暗闇になりました。水も止まりました。ただ、その分、星が綺麗です。 足を引きずりながら勤務してます」
 彼は幼少期の9年間、バンコクで育っている。したがって、根っから明るい性格の持ち主だ。彼の心の中はタイが半分。そして、容貌も….。タイ人が見れば、彼をタイ人とみなすに相違ない。
 札幌と言えば、かつて泰日文化倶楽部で個人レッスンを受けておられた女性が気になる。今年7月に札幌へ転居されたばかりだ。おそらく不自由な生活を送っておられることであろう。
 災害は忘れた頃にやって来ると思っていたが、今年はもうめちゃくちゃ。被災地の映像には心痛む。

災害だらけの平成時代

 目が覚めたら、午前3時8分に発生した北海道の地震(震度7)が伝えられていた。土砂崩れで土砂に埋まった方々がお気の毒でならない。そして、家屋の倒壊の映像も心がいたむ。停電により日常生活に不便をきたすことであろう。
 一昨日、久しぶりに北海道在住の元生徒からラインが入って来たばかりであった。「アキレス腱を切りました。松葉杖って、不便ですね」という文言と共に、写真も送信されて来た。
 今朝の地震で彼はどうしていることであろう。任務につけず歯がゆい思いをしているはず…..。
 昨日、「タイ語中級 水曜日18:00」のクラスで、関西空港の台風21号による被害状況について話し合った。そして、災害だらけの平成時代を振り返った。残すところ、平成はあと8ヶ月。このぶんではまだいかなる自然災害が発生するとも限らない。

昨日のタイ語クラス

 昨日から「タイ語入門 火曜日13:00」を新規に開講する予定であったが、台風のため、一週間延ばし、来週の火曜日(11日)からスタートすることにした。
 そして、「タイ語中級 火曜日10:30」も、「タイ語中級 火曜日19:00」のクラスも休講にしたが、「タイ語中級 火曜日19:15」のクラスだけは実施することにした。理由は、タイ人講師も生徒達も男性で、都心から通って来られているから大丈夫であろうと思ったからである。
 私は午後から仕事が入り、教室へ行くことができなかった。その旨を生徒の一人であるKさんにメール連絡しておいたが、仕事が終わってからメールチェックをすると、Kさんから3回も連絡があったことに気づいた。
 「อาจารย์ไม่มาครับ(先生が来ません)。3人来ていますが時間になったら帰りますね」
 それから10分後、「いらっしゃいました」。そして、授業後の感想は、「パック先生凄くわかりやすくて良かったです。電車動き出したので帰ります」
 急遽、代講をお願いしたパック先生は中央線をご利用だ。帰宅時間帯に中央線が止まったため、30分遅れたらしい。

台風到来に対する備え

 台風21号の到来で、昨夜、生徒達から今日の授業は欠席したいという連絡をたくさんいただいた。そんなところへ、ニン先生からもラインが入って来た。
 「อาจารย์คะ พรุ่งนี้นิ้งขออนุญาตลานะคะ เนื่องจากข่าวบอกว่ามีใต้ฝุ่นค่ะ กลัวว่าจะกลับบ้านไม่ได้」
 ニン先生は千葉県在住だ。確かに帰宅の足が心配であろう。しかしながら、都心在住のパック先生に代講をお願いしているので、夜の授業は実施する。
 今朝になり、雨が強く降っているのを見て、午前中の授業を急きょ、休講にすることを決めた。授業をお願いしていたボン先生(埼玉県在住)の帰宅の足を心配してのことだ。
 管制塔の役割をしている私は、今年、自然災害の様子見が多くなった。