音読練習をしよう!

元タイ人講師のお母様とは6年もの長きにわたり、毎日、ラインで写真の送信をしあっている。曜日に因んだ色(7色)を選ぶのが原則だから、昨日は月曜日の黄色。タイからは黄金色の巾着袋の写真が届いた。まるで正月が来たかのよう….。まことに目出度い。さらに私が気に入ったのは次なる言葉だ。よく見れば、母音や子音を押韻させているので実に響きがいい。音読練習にもってこいである。

โชคดีมีสุข มั่งมีเงินทอง รุ่งเรือง ราบรื่น แข็งแรง

日本人の発音の欠点は多々ある。1)平声の「มี」を高声で発音する傾向が強い。2)母音の「แ」が「เ」になっている。3)「ร」の発音が「ล」になっている。4)末子音の「ง」と「น」が逆転している。意識して発音し、やがては意識しなくても自然に発音できるようになるのが理想。

KOM KOM

約20年前、チャルンクルン通りのロビンソンでカービング・ナイフを買った。そして、1回だけカービングを習ったことがある。野菜やフルーツではなく石鹸を使って花を彫ったが、細かい手仕事は性に合わなくて続かなかった。

そのカービング・ナイフはしばらくお蔵入りとなっていた。だが、或る日、ふとしたことで目にとまったので、以来、ペーパーナイフとして使っている。これまでナイフの柄に貼ってあるシールをじっくりと見たことがなかったが、「KOM KOM」というブランドであるのに気がついた。

「KOM」をタイ語に直すと、「คม」。意味は「鋭い」だ。よって、「KOM KOM」は「鋭い 鋭い」となる。確かに刃の先端が鋭利だ。故に細かく彫れるのであろう。この「คม」は、頭がシャープな場合にも使われる。ボーとしてないで、毎日、「KOM KOM コムコム」しよう。

今日の翻訳

『หนังสือเรียน รายวิชาพื้นฐาน พระพุทธศาสนา』(タイ国小学校2年生向け พ.ศ.๒๕๕๓)の第7章の一部から出題する。

๑. แม่อธิบายต่อถึงหน้าที่สำคัญของชาวพุทธที่ควรทำ เช่น

๒. ปฏิญาณตนเป็นพุทธมามกะ

๓. ประพฤติตนตามหลักธรรม

๔. ปฏิบัติตนอย่างเหมาะสมต่อพระสงฆ์

๕. สวดมนต์แผ่เมตตาและทำบุญหรือทำความดีทุกวัน

東北タイの少年

ダルニー基金事務所から私が支援している中学生2名の写真とアンケートが送られて来た。今年はブンカーン県(จ.บึงกาฬ)とルーイ県(จ.เลย)の少年達である。彼らの通学距離を見ると約3キロ。おそらく歩いて行っているのであろう。

「家の手伝いช่วยงาน」の項目で、彼らは「水汲みตักน้ำ/กรอกน้ำ」のところにレ点をつけていた。ということは、まだまだ水道事情が思うように行っていないということだ。

あれやこれや考えると東北タイはまだまだ厳しそうである。私は仕事柄、東北タイからの出稼ぎの人達に会うことが多い。子供に高い教育をつけたいと願う親の気持ちがひしひしと伝わってくる。

抹茶のタイ語表記

タイ人の間で抹茶ブームが起きて久しいのは知っている。何故ならば、来日したタイ人旅行者が抹茶の買い占めに走り、デパートでは品薄どころか、売り切れ状態が続いているからである。

さて、その抹茶だが、タイ語でどのように表記するのか考えたこともなかった。調べてみると、「มัทฉะ」と書いていた。しかし、先日、タイ人講師から、「มัตจะ」という表記に変更になりつつあると聞かされた。AIに及んでは、「มะฉะ」となっている。

上記の表記に於いていずれもしっくり来ないのは、「茶 ชา」というイメージが見当たらないからかもしれない。音声表記からだけでは抹茶の味わいを感じ取るのは無理。やはり、抹茶を点ててこそわかる奥深さ、そして、亭主と客の問答にこそ学ぶものが多いのである。

今日のタイ語作文

1.外国語の学習の場合、いくら単語を覚えても流暢に話すことはできない。

2.大学で経済学を専攻しても、経済のすべてが理解できたわけではない。

3.音楽大学のピアノ科を卒業しても、ピアニストになれる人は本当に少ない。

4.医者の子供は親の期待にこたえて医学部を志望するが、歯医者は多すぎる。

5.画家になっても、果たして絵は売れるのであろうか?

長月と梨

長月(9月)の呼称の由来は「長夜月」からという説が主流だそうだ。他に、9月は長雨が続くからという説も有る。今晩あたり、一雨どころか大雨が予報されている。線状降水帯という言葉は好きではないが、雨の恵みが待たれる。

高田馬場の栄通りにある八百屋で梨を買った。「幸水」という梨だ。関東で一番ポピュラーな種類だそうだから目新しさは無いが、命名が素晴らしい。

幸せを感じるのは人様々。幸せを見つけるのも工夫次第。五穀豊穣を祝う笛太鼓の音があちらこちらで聞かれることを祈りつつ、長月に梨を食べて憂いなしで過ごそう。

小倉羊羹

昨日(9月1日)は防災の日。それを意識して保存食用にと一口羊羹を買った。小倉と煉りの2種類を2個ずつ買い冷蔵庫に入れた。賞味期限は2026.08.01まで。どうせ1週間で食べてしまいそうなのはわかっている。

ところで、何故、小倉という名前がついているのかとふと疑問に思った。調べてみると、①あずきの色を京都の小倉山の紅葉にたとえた説、②小倉山周辺で良質な大納言小豆が収穫されたことに由来する説、が有るとのこと。

京都小倉山と聞くと、急に風流な気分になった。「小倉百人一首」もふと思い出された。インバウンドでごった返している京都。今は行きたくない。京都にまつわるものに触れながら、いにしえの都の叡智を味わうことにしよう。

今日の語彙

1.防災対策    2.防災グッズ

3.防火壁     4.防水塗装工事

5.防衛省     6.防犯カメラ

7.防疫       8.海防法

9.消防士    10.防潮堤

11.予防接種  12.正当防衛

医者の一押し

5月上旬に定期健診で近所の診療所に行った時、ドクターから「次回の予約は不要ですよ」と言われた。そこで約4ヶ月ほど足が遠のいてしまった。しかし、区の無料健診の封書が届いていたので診療所へ行った。

ドクターはいつも通りの診察をした。だが、今回は「ちょっと足を見せてください」と言った。そして、指で押した。「ほら、戻りが遅いでしょ。これはむくんでいる証拠です。原因は血流が悪いということです」と説明して聞かせてくれた。

運動不足であることは十分に自覚している。しかし、ドクターからはっきりと指摘されると、我ながら反省せざるを得ない。やはり毎月の受診は重要だ。これは稽古事にも言える。先生の指導を受けると、何をどのように矯正したらいいかがよくわかっていい。