カンボジア語講師の近況

 泰日文化倶楽部では、2年前の3月までカンボジア語講座を2年間ばかり開講していた。だが、カンボジア人のペック先生が博士号を取得され、カンボジアに本帰国されたので、カンボジア語講座は自然消滅した。
 ペック先生とは連絡を取っていなかったが、彼女の誕生日を知らせるフェースブックを通じて、昨年、彼女にお祝いを伝えたところ、カナダにおられることが分かった。御主人の留学について行かれたことを初めて知った。
 それから1年が経過して、またしてもFBから誕生日を知らせるお知らせがあった。FBを開くと、子どもの写真がいっぱい掲載されていた。いや、もう、びっくり。
 しかしながら、心を落ち着けてお祝いメッセージを送った。お誕生日祝いと出産祝いの両方を兼ねてである。
 とても小柄な体格のペック先生がもうママとは! とても可愛い赤ちゃんだ。カナダですくすくと育っている。
 ペック先生から返事が来た。「子育てで忙しいです!」

花びら

 桜の花びらがひらひらと舞って美しい。私の雨靴の上に乗った花びらはくっついたまま泰日文化倶楽部の教室へ……..。
 生徒さんから、「花びらって、タイ語で何と言うのですか?」と聞かれた。私はすかさず答えた。「กลีบ グリープです」
 『タイ日辞典』(冨田竹二郎編)によると、「กลีบ」には、次なる例が列挙されていた。
 ① กลีบตา まぶた ② กลีบพัดลม 扇風機の羽 ③ กลีบเมฆ 雲片 ④ กลีบหิน 雲母 ⑤ กลีบบัว 蓮の花弁状の盆
 これらの単語は日常生活において、そうそう使用する単語ではない。頻度数から言ったら、極めて低い。だが、こうした単語にも興味を持っていろいろな表現を習得すると、語学の勉強が面白くなる。時間が許すならば、寄り道も必要だ。

鍛金

 昨日、仕事で飛鳥山方面へ行った。飛鳥山公園の桜見物を楽しみにしていたが、あいにくの雨。桜の盛りはすでに過ぎ、花びらが地面にいっぱい。それはそれで風流であった。
 飛鳥山公園の中には、「北区飛鳥山博物館」というのがあるので、そこでお茶をすることにした。頼んだのは「桜ケーキとコーヒー」のセット。窓越しに桜を見ながら、目と口の両方で今年の桜を堪能することができた。
 博物館内に、人間国宝(重要無形文化財保持者)である奥山峰石氏の作品が展示されていた。「鍛金(たんきん)」という工芸作品であるが、それはそれは美しいものであった。作品が出来上がるまでの一連の過程がビデオ上映されていたので、30分間、じっと見入った。
 その中で、耳に残った言葉が有る。「職人は集中しなければなりません」
 奥山氏の大作は1年半をかけて生み出されている。春夏秋冬、倦まずたゆまず、木槌や金槌をふるいながら作品に向き合う。仕上がった作品の輝き! そして、何よりも上品である。
 語学も集中だ。新学期を迎え、果たしてどのくらい集中力が続くか? 
 

水曜日13時からのクラス

 昨日から、「タイ語入門 水曜日13:00」のクラスを開講したかったが、正式の申込者がいなかったため、開講を見送った。だが、一名の男性が教室の詳細を知りたいということで、午後1時前に泰日文化倶楽部までわざわざいらしてくださった。
 聞くところによると、彼は勤務先が高田馬場に近いこと、水曜日の午後だけがタイ語の勉強に充てられること、6月にはタイへ行って、古式ボクシングを学びに行きたい、ということであった。
 「古式ボクシング? それは何ですか?」
 「ムアイ・ボーラーンです。タイ式ボクシングの古来から伝わる型を学ぶんです」
 「どこで学べるんですか?」
 「国立競技場です」
 「ああ、サナーム・ギーラー・ヘング・チャートですか」
 すると、彼は、「そうそう、その発音です。それが言えなくて、タクシーに乗っても、運ちゃんに伝わらないんですよ」
 彼の目が輝き始めた。「どうしてもタイ語を勉強したいなあ」
 私は言った。「もう少し待ってください。なんとかして、水曜日13:00クラスを開くようにしますから」

縁起かつぎの食事

 昨日から、「タイ語入門 火曜日19:00」と、「タイ語入門 火曜日20:30」のクラスを新規に開講した。
 生徒の一人は言った。「6月末頃からタイへ行きます! もう日本には帰ってきません!」
 それを聞いて、時代は変わったなあと思った。若い女性もタイを目指す。タイで人生の勝負を賭ける。
 新規の授業に備えて、ここ数日、私は豚カツ、カレー、そして、鰻を食べた。豚カツは、すべてのものごとがトントン拍子に進み、勝ちを呼び込む意味合いのため。カレーは華麗なる生き方を目指すため。そして、鰻はうなぎ登りに上昇していくこと。
 これらすべては縁起担ぎである。新しい生徒達との出会いは殊の外、嬉しくてたまらない。

タモリにタイ語を教えたかったです

 今日から新年度。さあ、気分一新だ!
 ところで、昨日で「笑っていいとも」が終了した。32年間に及ぶ長寿バラエティ生ま番組としてギネスブックから表彰されていた。
 私は上京してからテレビを見なかった。持たない主義で行こうと頑張っていたが、ついに買ったのが35歳の時だ。そして、自分の部屋で初めて見た番組が「笑っていいとも」と「ウィンブルドンのテニス中継」であった。
 最初の頃の「笑っていいとも」はとても新鮮に感じられた。やはりタモリの芸がなせるわざであったと思う。
 或る時、タモリが中国語をしゃべった。ものすごくうまい!だが、あまりにもうますぎて、それが<インチキ外国語芸>であることが分かった時は、なるほどなあと思って笑ったのをよく覚えている。
 そして、考えた。タモリにタイ語を教えたい、と。彼ならきっと、すぐにタイ人っぽく喋り始めるにちがいない。彼の<インチキ外国語芸>こそは、外国語を学ぶ上で必須のセンスなのだ。

絵本の色づかい

 「タイ語上級 日曜日13:00」のクラスでは、昨日から副読本として絵本を読み始めた。先月、私がバンコクに行った時に買って来た絵本である。
 生徒さんが言った。「色づかいがきれいですね。これ水彩画かしら。きっとそうでしょう」
 話を書いた人も、絵を描いた人もタイ人である。昔はこのようなすばらしい絵本はタイにはなかった。上質の紙。それだけでも感激である。
 色づかいがきれいだと言われたので、私もじっと見た。確かに美しい色づかいだ。それだけで魅せられる。
 絵本を読むと、疲れた精神が癒される。子どもだけではなくて、大人にも必要だ。大人が我が子にベッドの中で読み聞かせる姿はとてもすばらしい。
 だが、今や、Iパッドの時代だ。子どもがひとりだけで、次から次に画面を移動させるだけでは、色づかいに見惚れることもなかろう。
 Iパッドのページをパッパッと移動させるか、それとも、絵本の或るページにじっと見入って、いろいろなことを深く考えるか、これからはどちらが主流になるのであろうか?

年度末パーティーはベトナム料理店で

 最近の高田馬場は人、人、人でごった返している。早稲田大学を卒業する学生達の送別会やら追い出しコンパが多数有ると見えて、道路には人がはみ出ている。そして、入学する新入生が部屋探しにやって来ているものだから、不動産屋も大わらわだ。
 昨晩、泰日文化倶楽部の「タイ語中級 土曜日14:00」のクラスと、「タイ語上級 土曜日16:00」のクラスが合同で<年度末パーティー>と題して、高田馬場に在るベトナム料理店で会食をした。
 高田馬場と言えば、ミャンマー料理店が跋扈している。タイ料理店は数えるほどしかない。昨晩行ったところのベトナム料理店は、以前、タイ料理店であった。それが昨年、ベトナム料理店に変身していた。
 しかし、驚いたことは、料理を運んで来る女性の1名はタイ女性であった。最初に出て来た料理は、なんとソムタム。我々を歓迎する意味でサービスであった。
 やがて店長格の女性が現れ、店を取り仕切り始めた。しかし、この女性もまたタイ人であった。アオザイを着ているけれど、どことなく変。ベトナム服は、やはり、ベトナム人が着てこそ美しい。それは外国人が着物を着ても、お世辞にも似合っていないのと同じだ。
 その店長らしき女性は私に向かって力強く言った。「タイ人でしょ」、と。すると、私の周囲に座っていた生徒達があわてて打ち消した。「日本人です。先生です!」
 ああ、私は座っているだけでタイ人にみられるんだ?!

新旧交代

 今朝でNHKの朝のドラマ「ごちそうさん」が終わった。ドラマの最初、子役が出ている時だけ見た。子役の女の子がとても可愛かったからである。そして、最終回の今日、まじめに見ておしまい。
 夜の外国語講座も今週は最後の週とあって、お別れシーンの表現が多かった。
 来週からはまたまた新しく、基礎編の最初が始まる。ずっと継続していれば語学力が身につくのかもしれないが、そういうわけにもいかず、テレビ講座ではあまり期待ができずに毎年終わってしまう。
 泰日文化倶楽部でも新規講座を火曜日の夜、開講するが、その他のクラスはいずれも継続クラスだ。泰日文化倶楽部は高田馬場に在るので、山手線の如く、いつもクラスはぐるぐると走りまわっている。継続する人は乗り心地が良いとみえて、長年に亘って勉強をし続け、やめることはしない。倦まずたゆまず、マイペースで勉強しておられる。裏方でタイ人講師の調整をしている私は日々、大変だが、なんとかまた新しい季節を迎えることができ、とても嬉しく思っている。
 3月いっぱいで退会なさる生徒さんもいれば、4月からお世話になりたいと申し込んで来られている新人もおられる。
 いよいよ新旧交代の時期を迎えた!

ホテルのロビー

 昨日の朝、タイ人夫婦を迎えに池袋のメトロポリタン・ホテルへ行った。丁度、チェック・アウトの時間帯であったため、ロビーには大勢の客がいた。聞こえてきたのは主として中国語。ソファーに座っていると、前方からも後方からも、そして、右側からも左側からも中国語が聞こえてきた。
 成田発のリムジンが到着しても、タイ人夫婦はいなかった。仕方なく、次のリムジンまで待つことにして、再びソファーに座り込む。すると背後からタイ語が聞こえてきた。振り返って見ると、タイ人ファミリーであった。これからタイへ帰国するようだ。
 待てども待てどもタイ人夫婦は現れない。ホテルのアーケードを見て歩く。すると、携帯が鳴った。「今、マクドナルドです。マクドナルドまで来てください」と、タイ女性は言った。私はすかさず答えた。「メトロポリタン・ホテルのロビーで待ち合わせることになっていたのだから、必ずここまで来てください。マクドナルドと言ったって、池袋にはいっぱいありますよ」
 「それじゃあ、行きます。あと15分待ってください」
 結局、タイ人夫婦は現れたものの、彼らは成田から東京駅までバスで来て、山手線で池袋まで来たことが分かった。ものすごい荷物を持っていたので、リムジンでホテルまで直行が一番、便利であったのに…..。
 いずれにせよ、ホテルのロビーで中国語、タイ語、そして、ポルトガル語を聞いて2時間過ごし、なかなか面白いなあと思った。