感謝と激励

 12月22日(昨日)をもちまして、泰日文化倶楽部の2022年に於けるグループレッスンは、滞りなく無事に終了いたしました。コロナ禍の3年間、どうにかこうにか持ちこたえられて来られましたのも生徒の皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
 来年こそはタイですね! タイが待っていますよ! より一層、タイ語力をつけて、自分だけのタイを演出しましょう。2023年に向けて、激励のエールを贈ります。
 

今日の翻訳

 前回に引き続き、『มรดกไทย』(วิบูลย์ ลี้สุวรรณ著 สำนักพิมพ์ ปาณยา発行 พ.ศ.๒๕๒๑)から出題する。章のタイトルは「หม้อดินเผาของไทย」である。語彙や文の構成を大いに学ぼう!

1.ชีวิตมนุษย์ตั้งแต่สมัยดึกดำบรรพ์มาจนถึงปัจจุบันนั้น ข้อปัจจัยที่สำคุญที่สุดของการดำรงชีวิตคือ อาหาร และอาหารหลักของคนไทยคือ ข้าว

2.ไม่ว่าจะเป็นข้าวเจ้า หรือข้าวเหนียวก็ตาม ได้หล่อเลี้ยงชีวิตคนไทยมานานแสนนานพันปี

3.และตราบใดที่เรายังต้องการที่จะมีชีวิตอยู่ ก็เห็นจะต้องอาศัยข้าวเลี้ยงชีวิตเรื่อยไป

4.และถ้ายุคใดสมัยใดเกิดข้าวยากหมากแพงขึ้น ชีวิตของผู้คนในยุคนั้นก็ต้องประสบกับความอดยาก ความเดือดร้อน

5.ข้าวเป็นอาหารหลักที่ผูกพันกับมนุษย์มานานหลายพันปีแล้ว

6.มนุษย์สมัยก่อนประวัติศาสตร์ยังพากันเชื่อว่า คนที่ตายแล้วสามารถนำข้าวติดตัวไปไว้กินในชาตหน้าภพหน้าได้ด้วย จึงมีการนำข้าวเปลือกฝังลงไปในหลุมศพของคนตาย

代講

 昨夜、「タイ語中級 火曜日19:00クラス」を代講した。参加者は5名。皆さん、元気で遠くから通って来てくださることに感謝。20代から50代までの生徒さんが仲良く勉強している姿は泰日文化倶楽部にとって自慢であり誇りである。
 一人の女性が言った。「出席率が悪いので、もっと易しいクラスに移りたいです」 
 そこで私は土曜日の午前中のクラスをお勧めしたが、土曜日は他の稽古事が有るとのことであった。彼女が自信なさそうな顔で勉強しているのが分かったので、90分間、彼女に配慮しながら授業を進めた。すると、後半以降、彼女も積極的になっていった。
 8年近く、泰日文化倶楽部のメンバーなのだから、知らず知らずのうちに蓄積はできているはずだ。彼女の顔に明るさが戻って来たところで、授業は終了。自分を卑下するなかれ。タイ語が上手であれ、下手であれ、なんぼのもんじゃい。

世代交代

 30年、私がお世話になっていた眼鏡店がコロナで3年前に閉店した。しかし、去年、また営業を始めたということが耳に入っていたので、昨日、行ってみた。3年間もめがねのネジをしめていないため、年末年始の間にレンズがはずれると大変だからだ。
 店内はすっきりとしていた。店主は孫。「祖父も父も引退しました。もう辞めたいと言ったからです。そこで僕が全てを引き継ぎました。世代交代です。店は車椅子のお客様向けに広いスペースを設けました」
 世代交代と言えば、終わったばかりのFIFAのW杯でも話題になった。世代交代はいずれの分野でも必要。若者を育て、年寄は舞台から降りる。長い河を巡ったあとは、大海に出て静寂さの中に身を沈めるのが理想の生き方と言えよう。

今日のタイ語作文

 『パンセ』(パスカル著 前田陽一・由木康共訳 中公文庫 1973年)から出題する。

1.言葉は、ちがった配列をすると、ちがった意味を生じ、意味は、ちがった配列をすると、異なった効果を生じる。

2.言語というものは、文字と文字とが置きかえられているのではなく、言葉と言葉が置きかえられている暗号である。

3.あまり早く読んでも、あまりゆっくりでも、何もわからない。

4.一生のうちでいちばん大事なことは、職業の選択である。ところが、偶然がそれを左右するのだ。

5.すべての人が手段についてだけ熟慮して、目的についてそうしないのは、嘆かわしいことである。

自由に生けてよろしい

 昨日、「アジア女性のための生け花教室」が開催された。今年最後の花材はクリスマスがテーマ。緑は杉の葉、赤はミニシクラメンと姫りんご。白は羊歯(しだ)を乾かして白く色付けしたもの。
 「なんだ簡単じゃん」と思いきや、華道講師は生徒に別々の花器を与えながら、こうおっしゃった。「皆さん、今日は自由に生けてください。生けることを楽しんでください。花器が異なると、そして、生け方が違うと、まったく別々の花が出来上がります」
 「自由に生けてよろしい」という講師の言葉を聞いて、ほっとした。何故ならば、ずっと型に押し込められて窮屈さを覚えていたからである。
 しかしながら、自由ばかりでは心の規律が失われ我儘放題になる。願わくば、「伝統的な型が80%、そして、花に慣れて来た手で、残る20%は自由に生ける」が理想だ。ところが、花も生き物。花は言うことを聞いてくれない。経験不足の者にはあなどれない敵である。

いい意味の欲

 高校時代の友人の御主人が『国営讃岐まんのう公園のきのこ』(共著)を出版された。弘法大師が拓いた満濃の池へいつも行っておられることは聞いていたが、きのこの研究のためであったことは初耳である。出版部数はわずかに20部。経費がかかるからたくさん印刷しなかったのであろうが、もったいない気がしないでもない。
 しかし、御主人はさらに意欲的だ。今度は香川県内のきのこ(茸)を採取して研究を持続させたいとのこと。こういう姿勢は「いい意味の欲」である。一つ達成すれば、さらに次へ。そう、満足して終わってはダメ。小さな歩みを続けることに意義が有る。
 引退モードになると、意欲も気力もストップする。そうならないためにも、欲を出して、ステップバイステップで前進しよう。

今日の翻訳

 『มรดกไทย』(วิบูลย์ ลี้สุวรรณ著 สำนักพิมพ์ปาณยา発行 พ.ศ.๒๕๒๑)の「บทนำจากผู้เขียน」から出題する。

1.เรามักพูดกันเสมอว่าเมืองไทยอุดมไปด้วยศิลปกรรมต่างๆ ที่เป็นฝีมือของบรรพบุรุษ

2.และทุกวันนี้ก็ยังมีบุคคลบางกลุ่มบางพวกพูดกันถึงความเจริญรุ่งเรืองของศิลปวัฒนธรรมในอดีตกันอยู่เสมอ

3.แต่ดูเหมือนว่าจำนวนผู้พูดผู้ที่เข้าใจและรู้คุณค่าความดีงามของศิลปวัฒนธรรมไทยน้้นได้ลดจำนวนลงไปเรื่อยๆ

4.และถ้าวันหนึ่งข้างหน้าผู้คนเหล่านั้นพากันล้มหายตายจากไปเสียหมด ก็จะเป็นเรื่องน่าเสียดายว่าศิลปวัฒนธรรมที่บรรพบุรุษเราได้สร้างสมมาแต่อดีต ได้ถูกละเลย หลงลืมไปจากความคิดคำนึงของคนไทยในปัจจุบัน

あと1週間、頑張ろう!

 泰日文化倶楽部の年末年始の休みは12月23日(金)から1月6日(金)までである。したがって、今年の授業もあと約1週間を残すのみとなった。無事に休みに入れることを願って、気を抜くことなく、格別の注意をはらうつもりである。
 コロナ禍の3年間、タイへ旅行することができなかった生徒さんがほとんどだ。地道にこつこつと勉強して来られた生徒さんは称賛に値いする。それ故、タイへ行ってタイ語の学力を試す機会がなかったことは残念至極。途中で退会された生徒さんもおられるが、本当は忍耐強く継続してほしかった。
 学力の進歩はそう簡単には感じ取れないものだ。勉強が退屈だと思ってもやめない。それが肝心。勉強の過程の面白さは自分で導き出すもの。自分が自分を指導することができれば素晴らしい。
 
 

池袋モンパルナス

 『池袋モンパルナス そぞろ歩き』(尾崎眞人監修 池袋モンパルナスの会発行 2004年)という小冊子が手元に有る。尾崎氏が「池袋モンパルナスの作家たち --100人の竣介と100人の靉光」という小編を寄せているが、その中に、池袋モンパルナスの名付け親である小熊秀雄(画家)の文章(1938年)が引用されている。
 ~売れることなく制作するだけの、純化された創作と寝食の「長崎アトリエ村」空間と、恋や音楽、文学、酒が胸の高鳴りを高揚させる「池袋モンパルナス」空間の間で、作家たちは生活した。貧しさの中、聖と俗の背中あわせで、何者になるかわからぬ者たちは「知られざる傑作」を創っていた~
 現代のスマホ時代からはほど遠い環境の中で生み出された芸術。そして陽の目を見ることもなく消えて行った絵画。しかし、当時の若者達の情熱は池袋、椎名町、長崎、要町の地下に眠っていると思おう。