哀悼の辞

ボン先生にK氏の訃報をお知らせすると、次なる哀悼の辞を頂いた。

คุณคาวาซากิ เป็นผู้ใหญ่ใจดี ที่รักเมืองไทยและภาษาไทย  แม้ว่าท่านจะอายุเยอะแล้วแต่ก็ยังไม่หยุดเรียนภาษาไทย  หวังว่าการจากลาในครั้งนี้คงจะทำให้คุณคาวาซากิได้ไปอยู่ในภพภูมิที่ดี  ได้ไปเจอภรรยาที่รัก  และไม่ต้องทนทุกข์อีกต่อไปนะคะ

級友の一人からは次なるラインが有った。「散る桜 残った桜も 散る桜 = 良寛さんの辞世の句だと、数年前に知りました。ご冥福をお祈りします」

K氏 追悼

昨夜、気象予報士が、「夜中の1時頃、スーパームーンがきれいですよ」と言ったので、その時間に起きてベランダに出た。しかし、スーパームーンは何故だか傘をかぶっており、ぼやけて見えた。

今朝は未明から仕事で出かけ、帰宅したのは午後1時。そこへK氏の訃報を知らせるラインがK氏自身の携帯から送信されて来た。おそらく御親族が書いたのであろうが、一瞬驚いた。亡くなられた時間から換算すると、私が見たスーパーフルムーンは、K氏がそれに向かって飛翔し始めている時と一致していた…….。

K氏は私に対する敬愛の念を常に示し、15年間、楽しく真面目にタイ語を勉強してくださった。彼の授業態度を私は決して忘れない。

今日の語彙

辞書に頼らず、自力でタイ語で書いてみよう。

1.天気 ______    2.天気予報 ________

3.害  ______    4.災害   ________

5.大地 ______    6.地震   ________

7.世界 ______    8.世界遺産 ________

9.病気 ______    10.結核   ________

11.業(ごう)______ 12.遺伝  ________

13.民族 ______   14.国籍   ________

 

 

『タイの大地と共に』

『タイの大地と共に~星霜 移り変わる半世紀』(西野順治郎著 日経事業出版社 1996年)を読んだ。西野氏は『メナムの残照』(原題:คู่กรรม)を翻訳された方として有名だ。他に、『日タイ四百年史』(時事通信社 1984年)の著書も有る。

『タイの大地と共に』には、彼が書いた小説も収録されており、ノンフィクションに近い筋書きだから、戦前・戦後のタイの様子がよくわかった。今では変貌してしまったバンコクの街の様子が彷彿とされた。

あらためて思った。西野順治郎氏(1917-2001)はタイの生き字引である、と。

被せガラス

先日の茶道教室で、棗の代用としてフランスのアールヌーボーの香水瓶が使われた。ガラスの上にさらに色ガラスを被せた造りで、植物の模様がきれいにほどこされている。それを被せガラスと言い、読み方は「きせガラス」。

ガラスが二重になっているので、持ってみると重い。重厚感が有る。それを目で楽しみながら、ふと思った。人間も好みの服を着て、自分を美しく見せなければ……。いや、もう年だからといって地味目にすることはない。

豊穣を祝ってこれからは祭りが多い。自分の身体に法被(はっぴ)を羽織って祭りに参加し、気分を盛り上げるのも一案だ。

 

 

今日の翻訳

『เจ้าชายน้อย』(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ タイ語訳版 ศรีศารา社 仏暦2542年)の冒頭部分から出題する。

1.เมื่อตอนอายุได้ ๖ ขวบ มีอยู่หนหนึ่งที่ผมเห็นรูปภาพสวยเยี่ยมเป็นเลิศในหนังสือชื่อ “เรื่องจริงที่อ้างอิงได้”  อันเป็นหนังสือเกี่ยวกับชีวิตธรรมชาติในป่าดงดิบ

2.ภาพที่ว่านั้นเป็นภาพงูเหลือม  กำลังขม้ำเหยื่อตัวหนึ่งอยู่  และนี่ก็คือ ภาพจำลองดังกล่าว

3.แล้วยังมีข้อความบรรยายว่า

4.”งูเหลือมกลืนเหยื่อเป็นๆของมันลงไปทั้งตัวโดยไม่บดเคี้ยวเลย

5.จากนั้นมันก็ไม่อาจกระดิกตัวเคลื่อนที่ไปไหนได้  หากแต่จะนอนแน่นิ่งอยู่อย่างนั้นนานถึง ๖เดือนเพื่อย่อยอาหารให้เสร็จ”

大学図書館

日本列島はもはや猛暑列島。それも長すぎる。親友が住んでいる新潟がここ数日、東京よりも暑いので、彼女にお見舞いを兼ねてショート・メッセージを送った。すると、こんな返事がすぐに届いた。

「優しいお心遣いに感謝のみです。ひどい暑さで秋風を祈ります。今日は久しぶりに新潟大学図書館に到着。感動の連続です」

後期高齢者になっても彼女はライフワークである西洋史研究の姿勢をくずしていない。昨夏、未亡人となられたが、今年は自分を取り戻し、再び研究者として強く生きておられる。大学図書館は彼女にとって素晴らしい環境の場である。

ぬちまんじゅう

しばらく甘いものを控えていたが、根岸に在る美味しい和菓子屋の前を通った時、久しぶりに店に寄ってみた。水羊羹、こごめ大福、そして、ぬちまんじゅうを購入。

ぬちまんじゅうは沖縄塩と黒糖でできたこしあんのまんじゅうである。「ぬち」という言葉に魅かれたので調べてみると、沖縄の言葉で「命」と出ていた。そういえば沖縄のお菓子に「ぬち」が冠せられているのが有るのを思い出した。

混沌を続けるこの世界。生業をしつつ生き抜いて行くのは厳しい。命の尊さを思いつつ、このぬちまんじゅうをほおばる自分は幸せ者だ。

 

今日のタイ語作文

1.異常気象は世界的な現象です。

2.外国人観光客は日本の暑さに驚いております。

3.9月もこの暑さは続くそうです。

4.クーラーが無かった時代の夏を思い出しました。

5.しかし、田舎は風通しが良くて、なんとかしのげました。

6.東京のコンクリート・ジャングルはもはやヒーターそのものです。

優先席

今日の昼過ぎ、山手線内回りの優先席に座っていると、私の目の前にタイ人の若い男女が立った。そして、池袋で優先席が2席空くと、彼らはそこに座った。私は目白で降りるから彼らと一緒に優先席に座るのはほんの一駅だけであった。

私は彼らに「サワッディー カ」と挨拶し、タイ語で「ここは高齢者が座る席ですよ。怪我をしている人、そしてお腹が大きい人のための席でもあります。もしもお年寄りが来れば、立って席を譲ってあげてくださいね」と優しく教えてあげた。

彼らはタイ語で話しかけられたことにものすごくびっくりし、「タイ人ですか?」と聞き返してきた。しかし、私の忠告はそこまでしか効果がなかった。何故ならば、彼らはすぐにスマホをいじり始めたからだ。バンコクのBTSでは若者は年寄りに優しい。タイ人の若者よ、日本でもタイの礼儀を示してほしい。