タイのバレンタイン

昨日の火曜日のクラスでタイのバレンタインのことが話題になった。タイでは男性が女性にバラの花を贈るのが一般的だが、最近はバラよりもバラの形をしたゴールドが喜ばれているとタイ人講師。いずれにせよ、チョコレートは関係ない。

今朝、NHKのBSでタイからのニュースを見ると、タクシン元首相の恩赦が近いという話の次に、バレンタイン用のバラの話が続いた。チェンマイのバラ農園が映ったが、今年はバラの開花が1週間早まったこと、そして虫にやられたので、バンコクの花市場で有名なปากคลองตลาดでは売上げが3割減になったそうだ。

やはりニュースでも言っていた。人々はバラよりも現金を好む傾向にあると。バラの花束(1束500バーツ)よりも現金。そして、もっと嬉しいのはゴールドで造られたバラの花。お金が貯まれば小さな花を売って、さらに大きな花に買い替えることが可。生の花は枯れるが、金の花は益々輝くのである。

今日の翻訳

いつもの副読本である『สังคมศึกษา』(สมาน แสงมลิ/เบญจา แสงใลิ共著 ไทยวัฒนาพานิช社刊 พ.ศ.๒๕๒๐)から出題する。短文なので、タイ語作文の時の参考にしよう。

1.ประเทศไทยมีชนชาติอะไรบ้างมาอาศัยอยู่

2.ชนต่างชาติส่วนใหญ่มาทำมาหากินทางไหนในเมืองเรา

3.ชนต่างชาติทำประโยชน์อะไรให้แก่ชาติเราหรือไม่

4.เราควรเอาอย่างคนต่างชาติในเรื่องใดบ้างหรือไม่ เพราะอะไร

5.อภิปรายกันในห้องเรียนว่าในท้องถิ่นที่โรงเรียนตั้งอยู่มีชนต่างชาติอะไรบ้าง

6.ศึกษาวิธีทำมาหากินของชนชาติต่างๆ ในท้องถิ่นเพิ่อนำมาปรับปรุงวิธีการของเราให้ดีขึ้น

珠洲焼と七輪

能登半島地震発生から約1ヶ月半近くになろうとしている。ネットのニュースで珠洲焼のことを知った。「12世紀中葉(平安時代末)から15世紀末(室町時代中期)にかけて能登半島の先でつくられていた焼き物で、1979年に地元作家の手で再興された。古墳時代から平安時代にかけて焼かれた須恵器の技法を受け継いでいた」というウィキペディア解説を読み、まさしく日本伝統の陶器だと思った。

珠洲市の名産を調べていると、他に「七輪」が有った。国内消費のみならず、外国の日本料理店で使われるため、輸出もしているそうだ。

珠洲焼も七輪も今度の地震で壊れた。窯自体がやられてしまった。しかし、陶芸家も七輪製造の業者も必ず再興してみせるという気構えをみせている。能登半島の土壌には能登の人々の気概と気骨、すなわち、「困難にも屈しない強い意気」が永遠に浸透していると思われる。

ลด/ลบ

月に1回だけ個人レッスンを受講しているK子さんが今月、バンコクへ旅行され、その感想をラインで送って来た。「生きたタイ語。勉強していることが役立ちました。と同時にもっと勉強に励まなければならないと痛感。<まけてください>が通じませんでした。失態! <と>を間違えたからです」

彼女が言うところの<と>とは、末子音の<ด>のことだ。「ลดได้ไหม(まけてください)」が、おそらくタイ人には「ลบได้ไหม(引いてください)」に聞こえたのであろう。

いつも繰り返し注意しているが、タイ語の末子音はあなどるなかれ。少々発音が悪くてもタイ人にわかってもらえるであろうと思うのは大間違いだ。

今日のタイ語作文

1.今日2月10日は中国正月の春節である。

2.タイ、ベトナム、シンガポールでも赤い飾りで街を彩っている。

3.人々は、幸福、発展、成功、発財、幸運、を祈る。

4.テレビのインタビューに答えて、中国人が銀座で真珠を買ったと言った。

5.昆明からビエンチャンまで高速鉄道が開通したので、世界遺産のルアンプラバンにも大勢の中国人観光客が押しかけて来ているそうだ。

バーツ紙幣

高田馬場駅から30秒のところに金券ショップがある。そのショップの前にバス停があるので、バスを待つ間、時々、バーツのレートをチェックしている。昨日、レート表を見ると、なんと驚いたことに「バーツ紙幣 入荷待ち」と書いてあった。他にもフィリピン・ペソやユーロの紙幣が同じく入荷待ちであった。

バーツ紙幣が不足しているということは何を意味しているのであろうか?空港での両替はレートが悪い。従って街中の金券ショップでバーツに両替しておきたい人が多いということが考えられる。ということは、タイ旅行を計画している人が増えて来ているということかもしれない。

今朝のワールドニュースで、昨日のヤワラートの金の店(ห้างขายทอง=金行)の様子が報じられた。2月10日の中国正月に向けて金(ทอง)を求める人が多かった。裕福なタイ人はしっかりと金を貯め込んでいるが、いくら買ってもまた買う。紙幣より金。

美しいナーガ(นาค)

目下、札幌雪祭りが行われている。コロナ明けでやっと再開された雪祭りにタイから氷の彫刻家3名がやって来て、美しいナーガ(นาค)を彫り上げた。タイチームはコロナ前に3連覇しているので常連中の常連である。技術は最高! 

しかしながら、昨日のコンテストの結果はモンゴルに負けて準優勝。両国の作品を映像で見た限り、タイのほうが上回っていた。さすがに4連覇は…..と、何かの忖度が働いたのかもしれない。

結果はどうでもいい。とにかく芸術的に彫り上げられたナーガが実に素晴らしくて神々しかった。今年は辰年。竜だ。インド神話のナーガ(冠を有する大きな蛇形の半神で、水中又は地下に住み雨を降らせる力があると信じられている=「タイ日辞典(冨田竹二郎編纂)」を選んだ氷の彫刻家に拍手を送りたい。

今日の語彙

タイ語で書いてみよう。

1.作詞する ____ 2.作曲する ____

3.編曲する ____ 4.演奏する ____

5.録音する ____ 6.指揮者 _____

7.弦楽器 _____ 8.ヴァイオリンを弾く____ 

9.吹奏楽器 ____ 10.サックスを吹く_____

11.打楽器 ____ 12.太鼓を叩く______

13.コンサートへ行く___ 14.コンサートホール ____

「春よ来い」と相馬御風

先日、NHKのBS番組「名曲アルバム」で「春よ来い」が流れた。よく知っている童謡ではあるが、作詞家が相馬御風であることまでは知らなかった。

相馬御風(1883-1950)のことをネットで調べてみた。明治期から昭和期にかけての日本の文学者、詩人、歌人、評論家、随筆家、良寛研究家、郷土史研究家で、今で言うところのマルチアーティスト。現新潟県糸魚川市出身。早稲田大学大学部文学科英文学科卒業。25歳の時に「都の西北」を作詞。

「春よ来い 早く来い あるきはじめた みいちゃんが 赤い鼻緒のじょじょはいて おんもへ出たいと待っている~」という歌詞が今更ながらじんと来る。糸魚川は能登に近い。凍てつく日本海を見ながら相馬御風はこれを作詞した。彼が現在の能登の被災者達を見たら、どのような感慨にひたるであろうか?

一楽二萩三唐津

日本には諸面に於いて「格」が有る。一番わかりやすいのは「松竹梅」。抹茶茶碗にもその「格」というものが有り、一番が楽茶碗。二番が萩焼、三番が唐津。それをまとめて、「一楽二萩三唐津」というそうである。

唐津焼は佐賀県の名産だ。昨日、福岡在住の元生徒さんから西日本新聞の記事がラインで送られて来た。見出しは「佐賀知事 タイで売り込み」。そしてさらに小さな文字で「家具や陶磁器、食材をアピール」と書いてあった。佐賀でタイの映画が撮影されて以来、タイ人旅行客が佐賀を訪れているから、知事さんも大いに頑張っておられるということだ。

「格付け」を鵜呑みにするのはよくない。参考にする程度にして、自分の眼力と感性で自分に合ったものを見つけて親しむのが良い。唐津焼は毎日使っていても全く飽きが来ず、驕りを鎮めてくれる。