バンコクのあまおう

昨日、スーパーへ買物に行くと、イチゴのコーナーで二人の主婦が「ふぞろいのイチゴ」と名付けられたパックを取り上げたり戻したりしている。パックの底を見ては、腐り具合をチェック。すると、小さな粒が飛び出した。それを主婦がセロファンのカバーの中に押し込む。そして、その場を立ち去った。

その様子を観察していた私は栃木県のイチゴを購入。帰宅後、写真を撮り、バンコクの元タイ人講師に送信。すると、彼女がすぐに返信して来た。福岡県のあまおうの写真を添えてである。「ฉันซื้อที่ญี่ปุ่นกล่องละ1300เยน ที่ไทยAmaoของแท้ขายกล่องละ1,000บาทค่ะ」

1パックが千バーツ(=約4,200円 *2月17日午前のレート)。1箱に2パック入っているから、箱ごと買えば2千バーツにもなる。それが買えるタイ人がいるということだ。前述の日本人主婦だが、レジでまた一緒になった。彼女達は「ふぞろいのイチゴ」をかごの中に入れていた。値段は約400円。

今日の語彙

(  )内に適切な単語を書いて文章を完結させなさい。

1.ไม่จับสัตว์น้ำในฤดู( )ไข่

2.ต้องไม่( )สัตว์ป่าโดยหวังแต่ความสนุก

3.ตัดกระดาษ( )รูปแผนที่ประเทศไทย

4.จังหวัดจึง( )ออกไปเป็นอำเภอ

5.ทำไมแม่น้ำจึงคดเคี้ยวไปมา ไม่( )เป็นทางตรง

6.ไม่( )ไฟเล่นในป่า

7.แร่ที่( )ขึ้นมาแล้ว ต้องใช้ให้เกิดประโยชน์

獨坐幽篁裏

茶道講師は年3回も書道展に作品を発表しておられる。最近の作品は講師のお気に入りの唐詩であった。中国では漢詩とはいわず、唐詩というのが正しいそうだ。

「獨坐幽篁裏弾琴渡長嘯深林人不知明月来相照」

中国語とタイ語の文法は大差が無い。タイ語に句読点が無いのも同じ。上の唐詩をタイ語に訳すのは思った以上に簡単だと思う。ただし知らない漢字があればアウト。いずれにせよ、やはり漢字はイメージをふくらませてくれて余韻が残る。

タイのバレンタイン

昨日の火曜日のクラスでタイのバレンタインのことが話題になった。タイでは男性が女性にバラの花を贈るのが一般的だが、最近はバラよりもバラの形をしたゴールドが喜ばれているとタイ人講師。いずれにせよ、チョコレートは関係ない。

今朝、NHKのBSでタイからのニュースを見ると、タクシン元首相の恩赦が近いという話の次に、バレンタイン用のバラの話が続いた。チェンマイのバラ農園が映ったが、今年はバラの開花が1週間早まったこと、そして虫にやられたので、バンコクの花市場で有名なปากคลองตลาดでは売上げが3割減になったそうだ。

やはりニュースでも言っていた。人々はバラよりも現金を好む傾向にあると。バラの花束(1束500バーツ)よりも現金。そして、もっと嬉しいのはゴールドで造られたバラの花。お金が貯まれば小さな花を売って、さらに大きな花に買い替えることが可。生の花は枯れるが、金の花は益々輝くのである。

今日の翻訳

いつもの副読本である『สังคมศึกษา』(สมาน แสงมลิ/เบญจา แสงใลิ共著 ไทยวัฒนาพานิช社刊 พ.ศ.๒๕๒๐)から出題する。短文なので、タイ語作文の時の参考にしよう。

1.ประเทศไทยมีชนชาติอะไรบ้างมาอาศัยอยู่

2.ชนต่างชาติส่วนใหญ่มาทำมาหากินทางไหนในเมืองเรา

3.ชนต่างชาติทำประโยชน์อะไรให้แก่ชาติเราหรือไม่

4.เราควรเอาอย่างคนต่างชาติในเรื่องใดบ้างหรือไม่ เพราะอะไร

5.อภิปรายกันในห้องเรียนว่าในท้องถิ่นที่โรงเรียนตั้งอยู่มีชนต่างชาติอะไรบ้าง

6.ศึกษาวิธีทำมาหากินของชนชาติต่างๆ ในท้องถิ่นเพิ่อนำมาปรับปรุงวิธีการของเราให้ดีขึ้น

珠洲焼と七輪

能登半島地震発生から約1ヶ月半近くになろうとしている。ネットのニュースで珠洲焼のことを知った。「12世紀中葉(平安時代末)から15世紀末(室町時代中期)にかけて能登半島の先でつくられていた焼き物で、1979年に地元作家の手で再興された。古墳時代から平安時代にかけて焼かれた須恵器の技法を受け継いでいた」というウィキペディア解説を読み、まさしく日本伝統の陶器だと思った。

珠洲市の名産を調べていると、他に「七輪」が有った。国内消費のみならず、外国の日本料理店で使われるため、輸出もしているそうだ。

珠洲焼も七輪も今度の地震で壊れた。窯自体がやられてしまった。しかし、陶芸家も七輪製造の業者も必ず再興してみせるという気構えをみせている。能登半島の土壌には能登の人々の気概と気骨、すなわち、「困難にも屈しない強い意気」が永遠に浸透していると思われる。

ลด/ลบ

月に1回だけ個人レッスンを受講しているK子さんが今月、バンコクへ旅行され、その感想をラインで送って来た。「生きたタイ語。勉強していることが役立ちました。と同時にもっと勉強に励まなければならないと痛感。<まけてください>が通じませんでした。失態! <と>を間違えたからです」

彼女が言うところの<と>とは、末子音の<ด>のことだ。「ลดได้ไหม(まけてください)」が、おそらくタイ人には「ลบได้ไหม(引いてください)」に聞こえたのであろう。

いつも繰り返し注意しているが、タイ語の末子音はあなどるなかれ。少々発音が悪くてもタイ人にわかってもらえるであろうと思うのは大間違いだ。

今日のタイ語作文

1.今日2月10日は中国正月の春節である。

2.タイ、ベトナム、シンガポールでも赤い飾りで街を彩っている。

3.人々は、幸福、発展、成功、発財、幸運、を祈る。

4.テレビのインタビューに答えて、中国人が銀座で真珠を買ったと言った。

5.昆明からビエンチャンまで高速鉄道が開通したので、世界遺産のルアンプラバンにも大勢の中国人観光客が押しかけて来ているそうだ。

バーツ紙幣

高田馬場駅から30秒のところに金券ショップがある。そのショップの前にバス停があるので、バスを待つ間、時々、バーツのレートをチェックしている。昨日、レート表を見ると、なんと驚いたことに「バーツ紙幣 入荷待ち」と書いてあった。他にもフィリピン・ペソやユーロの紙幣が同じく入荷待ちであった。

バーツ紙幣が不足しているということは何を意味しているのであろうか?空港での両替はレートが悪い。従って街中の金券ショップでバーツに両替しておきたい人が多いということが考えられる。ということは、タイ旅行を計画している人が増えて来ているということかもしれない。

今朝のワールドニュースで、昨日のヤワラートの金の店(ห้างขายทอง=金行)の様子が報じられた。2月10日の中国正月に向けて金(ทอง)を求める人が多かった。裕福なタイ人はしっかりと金を貯め込んでいるが、いくら買ってもまた買う。紙幣より金。

美しいナーガ(นาค)

目下、札幌雪祭りが行われている。コロナ明けでやっと再開された雪祭りにタイから氷の彫刻家3名がやって来て、美しいナーガ(นาค)を彫り上げた。タイチームはコロナ前に3連覇しているので常連中の常連である。技術は最高! 

しかしながら、昨日のコンテストの結果はモンゴルに負けて準優勝。両国の作品を映像で見た限り、タイのほうが上回っていた。さすがに4連覇は…..と、何かの忖度が働いたのかもしれない。

結果はどうでもいい。とにかく芸術的に彫り上げられたナーガが実に素晴らしくて神々しかった。今年は辰年。竜だ。インド神話のナーガ(冠を有する大きな蛇形の半神で、水中又は地下に住み雨を降らせる力があると信じられている=「タイ日辞典(冨田竹二郎編纂)」を選んだ氷の彫刻家に拍手を送りたい。