ก้าง/ก้าน/กาง

先日、骨(กระดูก)の話が出た時、魚の骨はก้างปลาということを教えた。その日は雨模様だったので、タイ人講師に「傘の骨は何と言いますか?」と尋ねてみた。すると、「ก้านร่ม」と白板に書いてくださった。กระดูกร่มとは言わないそうだ。

一人の生徒さんが反応した。「傘を開くはกางร่มですよね。うーん、ก้านร่ม とกางร่มの発音の違いが難しい」

いつも指摘することだが、タイ語は声調が難しい。そして、末子音の[ng]と[n]の違いを聞き分けたり正しく発音するのも日本人には難解だ。根気よく学習するしかない。

NHKからのアンケート

一昨日、NHKの語学番組制作会社からアンケートに応えてほしいというメールが来た。質問は、①タイ語を習う生徒数の増減 ②習う目的 ③将来、定時番組を制作する際の参考になること、即ち、内容や演出、放送時間など等々、についてである。

そこで、昨日、教室で生徒達に聞いてみた。全員が番組の実現を希望した。ラジオのほうがいい、いや、テレビのほうがいい、と半々。習う目的は年齢層によって大いに異なる。会話表現を習いたい方もいれば、時間をかけてタイ語の勉強をじっくりと深めたい方もおられる。

NHKの語学番組がタイ語に関心をもってくれたことは喜ばしい。実現すれば、持続学習が大切。生徒数の減少は中止につながるからだ。目標とするテキストの冊数が売れないのは困るのである。いずれにせよ、お試しとして、3月末にNHKラジオ第2放送で、「タイ語」や「タイの文化」について学ぶシリーズ(15分x5本)が放送されるそうだ。

今日の語彙

1.三角形 (    )  2.三等分 (    )

3.足し算 (    )  4.引き算 (    )

5.掛け算 (    )  6.割り算 (    )

7.計算  (    )  8.予算  (    )

9.出産  (    )  10.産業 (    )

11.拡散する(    ) 12.悲惨 (    )

13.珊瑚 (     ) 14.三宝 (    ) 

趨勢

昨日のブログのタイトルは、「雛・皺・芻」。今日は「趨勢」について一言。この単語に使われている「趨」の意味は、「①走る、②おもむく、目的に向かって行く」だそうだ。社会の趨勢、世の中の趨勢、という表現をよく目にするが、漢字で書くとなると難しい。

世の中の話題はより一層、「AI」一辺倒になりつつある。この傾向について行かないとおいてきぼりになると言わんばかり。高齢者にとっては、「もうええわい」という気分だ。

「芻」という漢字の意味は、「①草を刈る、草を刈る人、②まぐさ、干し草、わら」。勢いをつけて走るよりも、すなわち、世の中の趨勢を数値を並べて追いかけるよりも、草をはむ牛の姿から多くのことを教えられる年齢になって来た。

雛・皺・芻

今日は3月3日で桃の節句。雛人形の「雛」は難しい漢字だから、最近はひな人形と書いている場合が多い。だが、「雛に似た漢字」で検索すると、日本で使うことはない漢字も含めると20字以上有った。

「雛」の次には「皺」がすぐに目にとまった。お雛様はうらやましい。皺をとることは永遠に無いからである。人間社会に生きている限り、いろいろな「皺寄せ」に遭う。これまた闘いだ。

小学校の時、牛が反芻することを習った。その時は驚いたが、生きるための消化活動に納得。「折に触れて、あの時の恩師の言葉を反芻する」という表現が例文としてネットの辞書に挙げられている。誰しも恩師の教えに思い出が有るはず…….。

今日の翻訳

『ประเพณีพิธีมงคลไทยอิสาน』 (จ. เปรียญ編集 อำนวยสาส์น社発行 พ.ศ.๒๕๒๙)の「การทำบุญทั่วไป」から出題する。

1.การทำบุญในเบื่องต้นผู้เป็นเจ้าภาพควรตระเตรียมสิ่งของและจัดการต่างๆ

2.ในการที่จะทำการบำเพ็ญกุศลนั้น ให้สำเร็จเสียก่อนดังนี้ก่อน คือ

3.การนิมนต์พระสงฆ์มาเจริญพระพุทธมนต์

4.การตบแต่งสถานที่ให้สะอาดเรียบร้อย

5.การจัดอาสนะสำหรับพระสงฆ์นั่ง

6.การจัดที่ตั้งพระพุทธรูปและเครื่องสักการบูชา

7.การตั้งภาชนะน้ำมนต์

三寒四温

今日から3月。三寒四温を繰り返しながら確実に春はやって来る。人々の移動が増えるが、事故や災害が無いことを祈る。とはいえ、昨日から千葉県の海岸線が揺れている。東京でいても感じるから心配だ。

数日前、上野駅の中央改札口を出ると、人、人、人であった。その改札口の上方には1950年代に設置された壁画が有る。猪熊弦一郎(1902-1993)が描いたもので、タイトルは「自由」。動物や人々が伸び伸びと息していて愉快。

だが、この壁画に気づく人、あるいは、立ち止まって鑑賞する人はそう多くない。何故ならば、皆、忙しいから。私も同じくせかせかと歩くタイプだが、たまたま猪熊画伯が高校の先輩故、上野駅へ行くと、この「自由」に心の中で合掌する。

女流画家の信条

今日は4年に1度の閏年の日。何だか得をした気分である。時間が有る時は読書に限る。『私流に現在を生きる』(堀文子 中央公論新社 2015年)の最後のページにすばらしい文章が書かれてあった。堀文子さん(1918-2019)は百歳まで頑張られた孤高の画家である。

「私の生涯=私はその日その日の現在(いま)に熱中し 無為無欲を忘れず 何物にも執着せず 私流の生き方を求めて歩き続けて参りました。 これが私の生きた道です。」

芸術と言えば、「芸術は長し 人生は短し (Ars longa,  vita brevis)」の格言が思い浮かぶ。芸術を言語に置き換えて、「言語は長し 人生は短し」を頭に置き、言葉の探求を続けようではないか。

今日のタイ語作文

1.3月は人々の移動が多い月だ。

2.地方へ転勤する人はその地方の文化を知る機会があっていい。

3.東京に就職する若い人達は時には都会の孤独を味わうことであろう。

4.人に迷惑をかけず、独立独歩で日々、生活していければ十分だ。

5.健康に留意し、ストレスをためず、明るい気分で暮らせる人は幸せだ。

復習は大切

昨日、「タイ語初級 月曜日18:00」のクラスにお邪魔すると、生徒達は『タイ語入門』の本を復習していた。Aさんが言った。「初めて勉強した時は気がつかなかった単語が今、目にとまり面白いです。たとえば、วิศวกร(技術者)ですが、読み方が難しい」

彼は元銀行マン。だから「พนักงานธนาคาร」はすぐに覚えられたそうだ。要は身近な単語は必至になって覚えるということである。

Bさんが言った。「ข้าราชการ(公務員)はなかなか覚えられません」、と。彼は現役の会社員だから公務員という職業には関心がなさそうであった。私が解説した。「ข้าは僕(しもべ)、そしてราชการ(王に関する事)だから、王僕=公務員です。我々日本人は今やข้า自民党ですよ」 とは言ったものの、最後はあまり受けなかった。