缶酎ハイ

昨日の午後の授業で爆笑が起こった。それは、「ตั้งชื่อให้  タンチュウハイ(命名する)」というタイ語を、生徒さんの一人が「缶酎ハイ」と聞き取ったことである。ご本人自身(男性)が大笑いされ、それにつられて皆(女性)がお腹から笑った。こういうことが有ると、グループレッスンは面白い。

それにしてもタイ語は聞き取りにくい。聴力を高めるためには、細かく勉強して、単語+単語のフレーズをたくさん知っておく必要が有る。失敗を繰り返しながら、タイ語を使う場数を増やせば、知らず知らずのうちにタイ語が身についてくるはず…..。それを目指して、今日も新しい表現を覚えよう。

すだちの里のクッキー

一昨日の午後、雲行きが怪しくなって来たので喫茶店に入った。おしゃれな空間を持つ家族経営の店であったが、客は私一人。コーヒーだけでは悪いと思い、メニューをめくると最後のページにクッキーの写真が有った。眼鏡をかけないまま見ていたので、「すだちのxxx」としか読めなかった。柑橘類のすだちを絞った汁を生地に練り込んだクッキーを想像して、楽しみに待った。

だが、想像ははぐらかされた。眼鏡をかけてよく見ると、「すだちの里すぎなみ」という所が作ったクッキーであった。しっかりと焼き上げたクッキーとコーヒーは相性がよかった。すだちはすだちでも、<巣立ち>のほうであったらしい。

何故、そこの喫茶店に入ったかと言うと、雨宿りのほかにもう一つ理由が有った。それは元生徒さんのかつての家に近かったからだ。さっそく彼にラインを送り、周辺の様変わりを伝えると、すぐに返事が来た。「あっ、そこはタバコ屋さんだったところだ!」

今日の語彙

1.屋根          2.屋根瓦

3.庇(ひさし)      4.梁

5.天井          6.壁

7.大黒柱         8.窓

9.根太         10.床

11.建築基準法     12.建築用語

マイペースで勉強

今日から9月。酷暑で体力消耗の日々が続いているはず…..。とはいえ、季節の移ろいは早い。徐々に体力を取り戻し、マイペースで人生を楽しもう。その中にタイ語の勉強が加われば幸いである。

タイ語の語彙数が少しばかり増えたからといって、それは大したことではない。だが、その単語との出合いがどのような場面に於いてなされるかで、タイ語の勉強は深みを増す。

東京にはタイ人がたくさんいるが、彼らと深い話をする機会は無い。とすると、やはり書物からタイ語にアタックして行く手段が良い。週1回、教室に参加し、タイ人講師のタイ語を聴きながら、タイ語の文の構造を習得して行く作業が有効だと思う。

『泰山木の木の下で』

昨夜、「ねりま演劇を観る会」が主催した民藝の『泰山木の木の下で』を観劇した。日色ともゑさん(83歳)のおばあさん役が可愛かった。膨大な台詞に観客達のほうがついていけないくらいであった。

この『泰山木の木の下で』は、40年前に宇野重吉演出で紀伊国屋ホールで観たことがある。おばあさん役は北林谷栄さん。「日本一のおばあさん女優」である。演出が違うと劇の面白さは異なる。今回、落ち着いて観て、劇の主張は時代とともに一緒に歩みを進めることがわかった。

いずれにせよ、広島の原爆の犠牲者のことが底層をつらぬいているから、やるせない気持ちになった。同じ瀬戸内海沿岸でも香川県では原爆の話は聞かなかった。生まれ落ちるところに運命が…….。

今日の翻訳

『สวยด้วยสุขภาพ』(รัชนี มหาคำ編集/สำนักพิมพ์สื่อปัญญา発行 発行年不記載)から出題する。

๑. การเลี้ยงลูกจำเป็นต้องมีความรู้ในหลักวิชาที่ถูกต้อง

๒. จึงจะได้เด็กที่สมบูรณ์พร้อมทั้งกาย ใจ และปัญญาเป็นขวัญและกำลังของครอบครัวและประเทศชาติต่อไป

๓. คุณพ่อคุณแม่ควรหาหนังสือศึกษาประกอบในการดูแลลูกทุกระยะปรึกษาหาความรู้จากผู้เชี่ยวชาญเป็นครั้งคราว

๔. หมั่นสังเกตลูกน้อยพิจารณาการเจริญเติบโตและปรับปรุงการเลี้ยงดูให้ดีขึ้นตลอดเวลา

最大級の台風

今回の台風10号はのろのろ台風だが、最大級の台風だそうだ。鹿児島、宮崎ではすでに被害が出ている。そこで、昨夜、福岡空港勤務の元生徒さんにお見舞いのラインを送った。すると、すかさず返信が有った。「ありがとうございます。夕方から風が強くなってきました。明日は空港に缶詰になりそうです」

災害や事件事故が発生すると、日本全国にいる元生徒達のことが気になる。とはいえ、真面目に勤め上げて定年を迎え、第二の人生に入った方達が数人….。安泰だ。タイ語とは関係ない生活を送っておられるが、タイが好きなことに変わりはない。

操り人形

昨日の授業中、タイ人講師が「หุ่นเชิด」という単語を教えてくださった。หุ่น は人形、 เชิดは背後から操る、という意味。したがって「操り人形」となる。หุ่น は、 หุ่นยนต์(ロボット)、 หุ่นดี(スタイルがいい)で、よく使われる単語だ。

政治の世界に於いて操り人形とは傀儡である。操る人と操られる人の駆け引き。うーん、政治はいつまでたっても胡散臭い。

今日のタイ語作文

1.台風到来故、天気予報を1時間ごとに見てしまう。

2.米不足問題をマスコミは報道しすぎである。

3.今となっては自給自足の農家がうらやましい。

4.だが、農家には農家なりの問題が有る。

5.都会を選んだ者は、都会で地道に生計を立てていけばよい。

ベンガラ色の由来

昨日、茶道教室に参加した。使用された茶杓は裏がベンガラ色をしていた。茶道講師の説明によると、竹にベンガラ色を塗ったあと、漆で溜塗(ためぬり)をしたものだそうだ。ベンガラは、弁柄とか、紅殻とも書き、ベンガラ瓦とかベンガラ壁でよく知られている。そこで茶室の話題は京都や金沢の茶屋町、そして、首里城にまで及んだ。

ネットでベンガラの由来を調べてみると、語源は「インドのベンガル州から伝来したもの」であることわかった。そこの土の成分(酸化鉄)を利用して、日本の暮らしに古くから根付いている諸物の防虫・防腐の役割を果たしているとのこと。抹茶を飲みながら、インドに思いを馳せるひと時を持つことができ、なかなかに面白かった。