太陽君がお台場のお化け屋敷へ一人で行った。「どうだった? 怖かった?」と、感想を尋ねると、彼は次のように答えた。
「全然怖くない。日本の女の子はキャアキャアとさわいでいたけど、僕はいろいろなお化け屋敷へ行ったことがあるので、怖くなんかなかった。お化けが何を言っているのかわからないので、怖いと思わない。僕、お化けに言ったんだ。What? って。 でも、お化けは答えてくれなかった」
それを聞いて、私は笑ってしまった。そして、国際化している現代では、お化けも外国語をしゃべる必要があるのではないかと。中国人の観光客には中国語を、韓国人には韓国語を、そして、大挙して観光に来始めたタイ人にはタイ語で応じてあげると面白いなあ。
「うらめしや」をタイ語で言うと、タイ人たちの肝もさぞかし冷やされることであろう。