จรรยาบรรณ という単語

 昨日、翻訳作業が有った。その中で、これまでに見たことも聞いたことも書いたこともない単語に出くわした。辞書を引く前にこれまでに学んで来た自分の感覚を呼び覚ますことにした。そして、前後の文脈から考えて、うまく、かつ、手短に翻訳することができた。
 その単語とは、「จรรยาบรรณ canyaa-ban ジャンヤーバン」。辞書(冨田竹二郎先生編纂)で知らべると、จรรยา は、「品行、道徳、エチケット、あるグループの中で当然行うべき行為」と出ており、「จรรยาแพทย์ 医師の倫理」などに使われるとのこと。また、บรรณ は、「翼、書籍、樹葉」とあるが、古語で、「บรรณสาร banna-saan 公文書」というのが見つかった。
 冨田先生は、จรรยาบรรณを、「ある業務又は職業に従事する人々の間で構成員の名誉を維持するために設けられた倫理規定」と説明している。ということは、最近流行りの「コンプライアンス compliance」のことだ。
 私はこれを「心得」と訳した。何故ならば、タイの田舎に住む人々に対して役所が発行したものだったからである。