先週、久留米在住の友人(画家)から英語の添削を頼まれた。と言っても文章ではない。グループ展の案内状に載せるキャッチコピーである。私は大学時代、英詩を勉強したから、押韻を強調して添削してあげた。
ところが、彼女には彼女なりの考えが有った。
「九州と山口県の画家の集まりだから、<the south 南>という単語はどうしてもはずしたくないのよ」
そこで、彼女の希望を入れて、“Pointing to the SOUTH”とした。
私は九州にうとい。九州人が「南」を意識しているとは知らなかった。南と言えば、遥か先に在る熱帯の方をイメージするのが一般的….。
昨日と今日は台風10号で九州は大打撃を受けている。だが、芸術は死なない。へこたれない。蘇生を繰り返しながら、強靭なる作品が創造されていく。