10月9日、仕事で青森へ行った。東北新幹線の新青森駅の改札を出るや否や、タイ語が聞こえて来た。10人くらいのグループだ。私は出迎えの方との約束よりも1時間前に到着したので、タイ人観光客をじっくりと観察することができた。そして、話しかけた。「寒い?」と尋ねると、一人は「いいえ」と答え、別の一人は「少し」と答えた。
翌朝、泊まっているホテルの朝食時、またもやタイ語が聞こえて来た。家族や親戚で来ているらしい。その次の日も、また別のタイ人グループを朝食時に見かけた。タイ人達にとっては、日本の朝ごはんのおかずは味が無いのも同然。かといって、持参の唐辛子をふりかけている様子もない。
仕事は1日半で終了。台風が来ているので東京に帰っても仕方が無いと思い、青森を観光することにした。そして、八甲田山へ行った。ロープウェイに乗ると、最後に駆け込んで乗って来たのがタイ人達であった。「わあ、満員だ!」と言っていた。
仕事でお会いした方達が不思議がっておられた。「青森は何も見るところが無いのに、どうしてタイ人が来るんでしょうかね?」