痔瘻

どこのテレビ局も健康に関する番組が多い。個人差が有るからどこまで信じていいのかわからないが、年をとるにつけ、以前よりも真面目に見るようになった。
 先日、NHKのEテレで「痔ろう」を取り上げていた。わかりやすいCGで患部の切除の仕方が説明されると、なるほどと見入ってしまった。
 しかしながら、私には別の関心が有った。「痔瘻」と書かず、何故、「痔ろう」と書くのであろうか? それは、「痔瘻」の「瘻」の字が画数が多すぎて、難しすぎるから。「憂鬱」を「憂うつ」と書くのと同じなのであろう。そう、思っている。
 今日のタイトルは「痔瘻」であるが、痔(ริดสีดวงทวาร)の話をしたいわけではない。あくまでも画数の多い漢字はやっかいだと言いたいのである。
 今日から数えて38日後に新しい元号が発表される。公的書類にはあくまでも元号がつらぬかれるので、願わくば画数の少ない漢字の組み合わせにしてもらいたい。「平成」の元号が発表された時、ピンと来なかったが、30年間も書き続けてくると、「平成」という漢字は、書くのにはまあラクなほうであったと思う。