11月16日に「第80回アジア女性のための生け花教室」を実施した。12月はクリスマスの花、もしくは、正月の花を生ける予定である。
ところで、華道講師がウズベキスタンへ旅行されたということで、生徒の皆さんにお土産が手渡された。私は特別扱いで、「コウノトリの鋏」というものを頂いた。ウズベキスタンでは有名なお土産だそうだ。デザインが良く、とても気に行った。鋏の切る部分が長いくちばしにみたてられていて、指を入れる部分が鳥の足になっている。他の鳥ではなくて、コウノトリというのが実にめでたい。
華道講師はよく書を読み、そして旅に出られる。ここ数年においては、タイはもちろんのこと、ミャンマー、トルコ、ニュージーランドへと出かけられた。そのたびにお土産を頂くから、ご一緒に旅行した気分にさせてもらえる。旅行をなさることで、非日常から離れ、自然の中で花の構想を練っておられるのかもしれない。花の組み合わせをお考えになられるのがすばらしい。色彩感覚に品が見られる。
華道講師が敬愛してやまない工藤先生という大長老は、やはり抜群の色彩感覚をお持ちであられるが、お若い頃から旅をよくなさってこられたことが作品集に明記されてある。