今年の5月中旬から入会された生徒さん(24歳)の愛称は「เต้าหู้ タオフー 豆腐」。コンケン大学に留学していた時にタイ人が付けてくれたそうだ。命名の根拠は、彼の肌が白かったから。たしかに彼は白い。東北タイの人から見ると、うらやましく思ったにちがいない。
しかしながら、白い特徴を生かして愛称をつけるとするならば、「หิมะ ヒマ 雪」でもよかったのに、よりにもよって「豆腐」とは! 身近なものから思いつくタイ人の発想、これはこれで面白い。
昔の生徒さんに、「แตงโม テンモー スイカ(西瓜)」という愛称の女性がいた。彼女の目がスイカの種のように細かったことから付けられた愛称だが、タイ人は人の特徴をとらえて愛嬌のある愛称を付けるのが得意だ。
教室で、タイ人講師が「豆腐さん」と呼ぶたびに、私の頭には冷奴が思い浮かび、涼を感じる。入会して2ヶ月の彼は、目下、学ぶ気満々で頑張っている。1年後の彼、豆腐さんが楽しみだ。