砂町銀座の喫茶店

昨日、仕事が午前中で終わったので砂町銀座を端から端まで歩いてみた。東西670m。生鮮食品を少しでも安く買おうとする主婦達。熱気が有った。私はランチをしようと思い、砂町銀座商店街東口近くの喫茶店に入った。昭和レトロの感じ…….。

テーブル横の棚に『東京懐しの街角』(加藤嶺夫著 河出書房 2001年)という分厚い写真集が置いてあったので、パラパラとめくりながら昔の街の姿を白黒写真の中に見た。時代は1960年~1995年位の間。私は1965年に上京したから、街角写真はほぼ私も時代を共有している。現代の東京はこの60年余で大いに様変わりしたものだ。

私の背後の席に若い女性がいた。テーブルの上に見たことがない人形。思い切って彼女に尋ねてみたところ、「ロボホンです。今、釣りをさせています」と答えた。道理で人形の手が上下していたわけだ。奥の席にいた老女は都営住宅から追い出される話を繰り返し大声でしていた。