小学生と象

伊藤園のティーバッグは俳句が書かれているから好きだ。「第三十一回 伊藤園新俳句大賞」のうち、<金子兜太賞>に次なる俳句が紹介されている。松戸市在住の小学生(11歳)が詠んだものである。

目に象が 乗っているのか ねむすぎる

目に象が乗る? こんな発想はまったく思いつかなかった。この小学生が初めて象を見たのは動物園? それとも、タイ? よほど印象に残ったのであろう。 実際に見たものを頭の中で大切にはぐくみ、いつしか自分との距離を縮めてユーモラスに一体化する。観察眼は大切だ。